手づくりの金メダル
リオオリンピックがドラマチックだ
体操、柔道、競泳、ラグビー、バトミントン、卓球
さまざまな競技で日本人が予想以上の活躍だ
そのなかでも澤選手に似た金藤理恵の金メダルはとても印象的だった！
金藤理恵が水泳を始めたのは小学校3年生
お姉ちゃんに勝ちたい思いで始めた水泳だった。
2008年の北京オリンピックで初出場7位と健闘
順調に成長していきつつある中
2010年椎間板へリニアになり練習ができなくなる
体は細くなり筋肉はなくなる
記録はどんどん悪くなる
2012年にはロンドンオリンピックの代表から落選
その後再チャレンジしての
2013年世界選手権も4位とメダルを逃したことで
金藤の引退の気持ちが固まって行った。
それから4カ月後の姉の結婚式であるビデオが流された
泣きたいときは思いっきり泣けばいい
でも後悔じゃなくて、今後につながる涙だったらいいな
ほんとによく頑張ってきたね
胸を張って帰ってきてね
理恵ちゃんお疲れ様でした
理恵ちゃんの頑張りでたくさんの人が
勇気とか元気とかもらえたはず
少なくとも私と三次スイミングスクールの後輩たちは
目をキラキラさせて感動したよ
本当にありがとう
そしてお姉さんは理恵さんに
そんなあなたに手づくりの金メダルをおくります
金メダルの裏には
理恵ちゃんへ
上には上がいる
それでもきっと上を向く
ひまわりのように
いつも見守っています
との言葉が書いてあった
このビデオが自ら引退をくつがえし、復活のきっかけとなる
加藤コーチと再度2人3脚で練習をくりかえし
2016年4月には7年ぶりで日本新記録を塗り替え
世界ランキング1位でオリンピックに乗り込んだ
またオリンピックでは競泳のキャプテンに選ばれ
平泳ぎ200mでは見事金メダルを勝ち取った
お姉ちゃんの作った金メダルが絆となり
とてつもない努力と根性とみんなの想いが
現実の金メダルを引き寄せたのかもしれない
印象的でとても素敵な話だ
