小樽の歴史的建造物巡り
10年ぶりに小樽に来た
天気も良いので今日は歩いて歴史的建造物巡り
まずは旧日本銀行小樽支店 1893年
小樽が北海道の金融の中心地だったことが良くわかる建物
設計は東京駅、日銀本店を設計した辰野金吾
今は金融資料館として見学ができる
旧三井銀行小樽支店 1927年
外壁に石積みの5つのアーチを重ねたルネッサンス様式
石は岡山の花こう岩
耐震構造の指針を受けた当時最先端の構造
ここが小樽運河
旧大家倉庫 1891年
石川出身の海産商人、大家七平によって建てられた倉庫
外壁は札幌軟石を使用
マークが印象的だ
雄大で独自の二重アーチは小樽石造り倉庫のシンボルでもある
旧日本郵船小樽支店 1906年
設計は佐立七次郎工学博士
当時としては最も新しい石造洋風建築
日露戦争の講和条約による会議はここで開催された
なぜこれだけ歴史的な建造物が短期に小樽に集中したのか
その理由は3つのことがある
北海道の石炭の積出港として
ニシン漁の最大拠点
ロシアをはじめとする海外貿易の拠点
当時の時代は眩いばかりの賑わいだったのだろう
小樽が一気に冷え込む事になるのは
ニシン漁の不良
石炭から石油へのエネルギー革命だ
まさしく半世紀で栄枯盛衰を味わった小樽である
街を歩くと観光客が多いが、一歩道を入ると
地方ならではの疲弊した閉まった商店もたくさんある
観光客により光も少しは見えているが
まだまだ全体的には思った以上に厳しい状況のように感じた