和の心を知る(福島祥郎)
株式会社オリエンタルランド特別顧問の
福島祥郎さん
宮崎在住の気功の丸山先生のご紹介で仲良くさせていただいているが
年に1度、宮崎に来られた際は日本酒を飲みながら
福島さんの独自の人生観を聞くことが楽しみになっている
そんな福島さんが
シニア世代の人たちの雑誌に寄稿されている
どう生きていくのかをテーマに心に響く文章なのでご紹介したい
世界的には今、予測不能な激動の時代です。
日本でもまた、過去数年、蓋をしていた闇が
大小噴き出していることはご存じのとおりです。
全ての分野において原理的な変革が求められており
大きく変化していることを実感します。
支配から対等へ(パワーバランス)
共創から創造へ、考えは感じ方から、行動も感じ方から
全ての変化が人間の本質、つまり内的な心の在り方へ向かっています。
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和の心を知る
日本人は太古から自然の恩恵を受けながら共に暮らしてきました。
そこに存在するすべてに感謝しながら生きてきました。
象徴的な表現「おかげさまで」は日本独特な言葉です。
目に見えない神々が宿る偉大な自然を崇拝して生きてきた
日本人の感謝の気持ちが込められています。
自然観もまた独特で、そこに存在するすべての音、風、雨
小川のせせらぎ、波、景色も「美」として捉えられています。
その自然現象に体として幸福感を感じていました。
この感受性は世界に誇れる繊細な感性です。
日のいづる国に、世界の文明が流入し、それが融合され
真の美や価値を見出し、その宝庫となっていることを忘れてはなりません。
日本の素晴らしさは和という言葉に表されます。
和の根幹は日本人の自然観です。
この和を知ることが、日本人らしさを取り戻す第一歩になります。
和は人間の本質で大切な意味があります。
和の心は
「美しいもの・可愛いもの・清らかな物に心を寄せる」
「他人を思いやる・優しい心」
「無粋でなく粋」「謙虚な心」で心情です
和は調和を大切にし、安心して、心が安らぐことです
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日本を表す和という文字はこれからの日本、日本人
さらには世界中で共有したい価値観があります
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これからは「内」すなわち、心や情けを求める人間として
バランスの取れた姿を考える時代になります。
心の働きの目的が感性で、知性は手段です。
和の心と感性を知り、自覚し、人として成長を続ければ
あなた自身にも人間力が備わり
しあわせが訪れることは間違いありません。
コロナウィルスの感染、ゴーン事件
アメリカの断絶など様々な予想外のことが起きている今
福島さんの言われる
日本人の持つ和の心が世界を救う鍵になるかもしれない