落日の日本
10月1日東京証券取引所は
全日全ての証券売買取引が止まってしまった。
東証では毎日3兆円の取引が成立しており
この3兆円の取引機会が失われたことになる
上場企業の時価総額で世界3位の東京市場
世界からの東証の信頼が一日で失われた。
しかし世界でそれほど話題にならなかったことが大きな問題だ
日本は今や世界でパッシングされているのかと思えるほどだ
各種の数字を見ていると落日の日本を肌で感じてしまう
スイスの有力ビジネススクールのIMDは
2020年のデジタル競争力のランキングを発表した
1位 米国 2位 シンガポール 3位 デンマーク
8位 韓国 11位 台湾 16位 中国 27位 日本
日本は前年の23位から27位へとまた順位を下げた
2020年10月にIMFが発表した
1人当たり名目GDPは
7位は米国、11位がオーストラリア18位がドイツ、19位がカナダ
22位がイギリス、23位がフランス
日本は第25位だった
1989年の平成元年には日本は世界の企業のベスト10の中で
NTTがNO1、銀行が5社、東京電力と日本企業7社が入っていた
まさにJAPAN AS NO1だったのだ
そこから考えると平成とはまさに失われた30年である
今世界第3位のGDPと言われながら
数字を見ると実力は年々下がりつつある
いつのまにか日本はこうなってしまった
失われた平成の30年である
寂しい現実だ!
世界のユニコーンはここ20年
米国と中国からしか生まれてこないという声もよく聞く
アメリカはGAFAM、そして中国はアリババ、騰訊についで
アントを始め有望なユニコーンが登場しつつある
その中で落日の日本からもう一度日の出の日本に変えるためには
どうすればよいのだろうか?
志を立てて、もって万事の源となす
吉田松陰の熱き言葉が頭に浮かんできた