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けんちゃん農園(杉木賢一郎さん)

綾町の錦原で無農薬・無肥料の自然栽培を実践されている

けんちゃん農園にお邪魔した

代表の杉木さんは東京で会社も経営されている

杉木さんは会社経営の傍ら

健康は食からの信念のもと、2年ほど奈良で自然栽培の研修を受けた

また自然栽培を勉強する中で

杉木さんの師ともいえる方が岐阜県在住の岡本よりたか氏だ

農薬や肥料を畑に持ち込まない栽培方法で野菜を育てる

そのために必要なことは土づくりだという事をしっかりと身につけた

その自然栽培を実践する場所を探し求めて

約4年前、全国の候補場所を見て歩き

最終的にその中から綾に決めた

土づくりに3年かかった

 

自然栽培に移行するときは麦の種をまき

育ったら漉き込む作業を繰り返し

畑の土地を浄化するんです

そうすることで土づくりができれば

柔らかく団粒化した土となり野菜にとっては最適の環境となるわけです

そうすると雑草もほとんど生えません

 

現在はニンニクと大麦、しょうが、玉ねぎを栽培している

あくまでも宮崎の野菜や麦は2次加工品の原料がほとんどだ

メイン商品はニンニク塩麴、しょうが塩麴、玉ねぎ塩麴の

麹3兄弟セット

そしてもち麦とぱくぱく麦茶ゃん

もち麦は今やスーパーフードの一つで食物繊維が非常に豊富なため

腸内環境をととのえてくれる。お米に混ぜて食べたるとぷちぷち、

もっちりとして香も良い。

麦茶はお茶はもちろんのこと、そのままお菓子でもOKとのこと

このにんにくは10月に種をまき

5月に収穫する

大きさも予想以上に大きく、別の生産県の農家も

驚かれたほどだ

このような野菜の生産過程は子供農家プロジェクトとして

地元や宮崎市の家族を募集して一緒に体験交流を行っていらっしゃるようだ

 

東京から綾に単身で来られて自然栽培を実践されている杉木さん

現在良き相談相手となっているのが

自然栽培で日本でも名高い田野在住の川越俊作さんだとのこと

無農薬、無肥料と言う自然栽培の実践は並ではない!

そのバイタリティと熱い情熱、高い志から生まれる

ユニークな発酵食品がとても興味深かった

杉木さんの力強い言葉が耳に残っている

「私の理想は畑を発酵場にしたいのです。

そうすれば食べる事で人間の腸内環境も発酵場になる。

そして自然に命の循環ができるようになるのです!」