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イノベーションの女王 VS 世紀の空売り

世界で一番注目の女性投資家と言えば

アークインベストメントの創業者キャシーウッドだろう

破壊的なイノベーション企業に投資することで成果を上げている

特に2018年、今後テスラが5年間で1100%以上上昇する可能性があると述べ

テスラがその後29%下落した際も同じ主張を行い

2021年1月にはその目標を達成した

その歯切れのよい言葉と実績は絶大な人気を誇っている

今やイノベーション業界のシンボルとも言って良い存在である

 

かたや世紀の空売りで一躍注目を浴びた人が

マイケル・バーリだ

米国では2004年から2006年にかけて住宅価格が上昇

住宅ローン債権は高利回りの金融商品として多くの投資家が買いあさった

この中でいち早くバブル崩壊の兆しを読み取り

サブプライムローン危機から始まり

リーマンショックで巨額な利益を得たのがマイケル・バーリである

この実話はマイケル・ルイスがノンフィクション小説

「世紀の空売り・世界経済の破綻にかけた男たち」として出版し話題となり

映画「ビッグショート」でも大ヒットとなり

アカデミー脚色賞を受賞した。

 

そのマイケル・バーリがアークインベストメントの

プットオプション(売る権利)を4〜6月期に

3400億円持っていることが8月に判明した

彼はかねてより、

今の持続不可能なバリエーションについて

警鐘を鳴らしてきた

 

引き続きアメリカは金融緩和は続くが

高値警戒、インフレ懸念、テーパリングの始まり

中国政府の規制強化でのテック企業たたきなど

アークインベストメントには

今までのゴルディーロックスとは違う向かい風が吹く

 

そこに名乗りを上げたのが世紀の空売りのマイケル・バーリだ

市場の勝負に勝つのは

破壊的イノベーションの女王 キャシーウッドか

世紀の空売りのマイケル・バーリか?

今後の2人の動向には目が離せない・・・・