宮崎県の中でも西郷村(現 美郷町)は私の大好きな村だ
人の心もあったかで何より子供たちの礼儀正しい挨拶の良さに
胸を打たれる
西郷村とのご縁は、長いあいだ御田祭(おんださい)の事業の
企画運営をさせていただき、大変お世話になった
そんな意味でも、たくさんの思い出もあり、深いつながりを
感じるところだ
さて西郷の特産品『完熟金柑』の出荷が始まった
今回はJA日向西郷支所の 坂口祐司 さんに
2年前に導入された最新鋭の選別機械を見せていただいた
各農家ごとに収穫された金柑を洗浄、乾燥し、カメラと目で選別し
9種類に分ける
驚いたのはカメラで糖度の間違いは、ほぼ無いということだ
選別された金柑の糖度を実際に測ってみたがパーフェクトだった
この機械は1億3500万だそうだ
今年の出荷予定は200トン
そのうち最高品質の『たまたまエクセレント』はかなり稀少で
全出荷量の約8%のようだ
そのあと金柑農家の甲斐治好さんのビニールハウスにお邪魔する
甲斐さんは、役場時代に農業畑を担当
平成元年にみんなで金柑栽培を見学に行き
帰りに『さて、どうするか?』になり
最終的に私もやるから一緒にやろうと呼びかけ、平成2年に
始めたのがルーツだそうだ
研究会も定期的に行い技術向上も目指してきた
5年前に金柑単独で1億円を突破
ようやく金額的にも独り立ちできたと言われていた
実は案内してくれた坂口さんも金柑農家らしく
ここのビニールハウスにも案内してもらった
ここも最初に始めたメンバーの一人でもあるそうだ
西郷の金柑は色が少しオレンジが強く、寒暖の差があるため
糖度の乗りが良い
『たまたま』でも糖度は16度、
『たまたまエクセレント』になると糖度は18度以上だ
しかも酸味とのバランスが良く味に締りがある
そのため完熟金柑は『西郷』だというイメージが少しづつ
ついてきたのだろうと話されていた
宮崎が誇る 完熟金柑 たまたま
今は走りで、まだ価格は高めだが、2月中旬頃になると価格も
落ち着くようだ
約20年の月日を経て確立した西郷の完熟金柑