熱狂のマネーダンス!

2月 まさに世界の市場は熱狂だった
マネーが躍り続けた1か月だ
 
ふとマイケル・ムーア監督の
「マネーは踊る」 と言う映画が頭を横切った
2008年リーマン危機を起こした資本主義経済のひずみを
厳しく風刺した映画だ
金融危機で自宅や職を失った人の悲惨な現状と
一方その原因を作った銀行や保険会社は税金で救われている
最後は金を返せとウォール街に突入する
怒りをユーモアに切り替えて
金融資本主義の暴力性を問うた映画だった
 
ギリシャ危機で揺れていたユーロ危機が一旦収まったかのように見える
その大きな要因は
スーパーマリオことECBのマリオ・ドラギ総裁の打った手だ
2011年12月21日
ECBはユーロ圏の500を超す金融機関に
期間3年の資金を49兆4000億円貸し出した
担保はあればよいと言うレベル
金融機関にとってはプレゼントみたいな資金になった
この金額、ユーロ圏のGDP6%の規模で過去最大
スーパーマリオ大盤振る舞いの金融緩和だった
これで銀行間の金融収縮が収まり
じわじわと世界の株式が上がり始めた
 
そして2月14日地味な日銀が意外な発表をした
インフレターゲット1%
そして国債買い入れの基金を10兆円増額すると言うものだった
額は小さいものの
遅ればせながら日米欧 金融緩和の共同歩調だ
これでリスクオンに完全にスイッチが入った
市場は過剰評価し、円安の流れが一挙に鮮明になった
 
2月21日
遅れていたユーロ圏のギリシャの第2次支援がようやく決定した
 
2月24日
ムーディーズの1人が消費税法案が通らないと
日本国債が格下げになる恐れがあると発言しこれが円安に拍車をかけた
ある意味、これは仕掛けの発言の可能性が高い
 
まさに怒涛の円安状態
2月、世界で一番弱かった通貨は円になった
ドルに対しては一挙に5円以上上がり
ユーロに至っては11円以上上がった
マネーダンスは通貨だけではない
世界の投機資金があぶりだされ
世界の株価を押し上げ、金、原油、も上昇
コモディティも急上昇した
 
さて冷静に見てみよう
一体何が変わったのか?
巨額の金融緩和という
先送り策だけで実は何も変わっていないのだ
 
間違いなく近い将来ギリシャはデフォルトする
ECBの打った手はまさに禁じ手
ある意味、麻薬の注射だ
2月29日に再度の注射が行われるだろうが
効果は劇的であるがその副作用も半端ではない
ユーロの流通量の拡大はユーロを減価させながら
世界を超インフレにしていく
 
ドルも同じだ
QE2の2010年11月3日から8か月にわたるドル供給は
60兆円という大きなものだった
その効果は徐々に経済指標にも表れ始めている
アメリカはドルの流通量を増やし
ドルの減価政策で債務を減らす戦略に変わりはない
 
マネーが躍りだした2月
しかしマネーダンスの熱狂はいつまでも続かない
メッキは剥がれ
些細なことがマーケットを暴落に導いていく
そんな時が刻々と迫っているように感じている
2012年版マネーは踊るにならなければいいのだが・・・・・

モノクロ VS CG

2012年のアカデミー賞
大本命はヒューゴの不思議な発明だろうと予想していた
どちらも5冠を取ったのだが
内容の結果はアーティストに軍配が上がった
 
ヒューゴの不思議な発明
世界各国でベストセラーになった
ブライアン・セレブニックの冒険ファンタジー小説
ユゴーの不思議な発明を3Dで映画化
しかもVFXのスーパーバイザーを務めたのは
アバターなどの作品で知られるロブ・レガード氏だ
巨匠 マーティン・スコセッシを監督が力を入れいい形で仕上げた
ストーリー展開の要となる機械人形は実際に制作され
多くのシーンで活用されたが重要なシーンはCGに置き換えられている
まさに立体3Dの凄さを満喫できる映画のようだ
しかも家族で楽しめるファンタジー作品に仕上がっている
美術、撮影、視覚効果、録音、音楽編集の5冠
 
アーティスト
フランスの101分の無声映画だ
直前にゴールデングローブ賞の作品賞、監督賞、作曲賞を取り
いい映画だとは聞いていたが、実際は厳しいだろうと考えていた
監督はミシェル・アザナヴイシウス氏
舞台はトーキーへの移行期を迎えるハリウッド
時代を読み違え没落していく
スター俳優を演じたジャン・デュジャルダン
主演男優賞はフランスの俳優としては初の快挙だ
無声だからこそ伝わる真のコミュニケーション
フランスからハリウッドに伝わった映画への愛
今の時代背景を考えると
時代の変わり目、激動の時代
アカデミー賞だからこそ
この時この映画を受賞させたのだという想いも伝わってくる
作品賞、監督賞、主演男優賞、衣装デザイン、作曲など主要な賞を勝ち取った
今から公開が楽しみである
 
まさに モノクロ VS CG の対決だった
時代はまさにCG全盛のようでもある
しかし83年ぶりのアカデミー賞のモノクロの無声受賞は
私たちに何を訴えようとしているのであろうか?
 
メリル・ストリープのマーガレットサッチャー 鉄の女の涙 の主演女優賞は貫禄だ
まさにサッチャーだと言う人が多いほどメイクも素晴らしい
そして秀作と評判が高かった
外国語映画賞のイラン映画 別離 は映画を見てまた感想を述べたい

シーガイヤ買収の未来・・・・

2月の宮崎はまさにスポーツリゾートだ
野球だけではなくサッカーキャンプも多くのチームがキャンプを行っている
宮崎のプロ野球キャンプも仕上げの時期を迎え
週末はオープン戦が行われて観光客も多い
その中でも人気球団ソフトバンクの宿泊ホテルとしても名高い
シーガイアが2月23日大きな記事となった
 
セガサミーはRHJインターナショナル(旧リップルウッドHD)が保有する
フェニックスリゾートの全株式 198400株を3月に取得、完全子会社化する
セガサミーの取得額は4億円
フェニックスリゾートのRHJインターナショナルの負債53億円も肩代わりする
 
シーガイヤ
私も色んな全国大会のコンベンションや
イベントなどでお世話になった印象深い場所である
特に2000サミット外相会合、2002ワールドカップのドイツキャンプ
2009日本薬剤師会の全国大会など
そのイベントごとに大きな苦労が思い出される特別の場所だ
 
さて再度シーガイアの成り立ちを振り返ってみよう
宮崎の観光の父 岩切正太郎氏の勧めで
観光業に入った佐藤棟良
一ツ葉でホテルとゴルフ場を経営し20年で黒字にまでした
フェニックス国際観光の社長の佐藤棟良

郷土愛と自信と野心があった

佐藤氏がその頃言われた発言が耳に残っている
私もあと10年、生きているうちに何かを宮崎に残したい・・・・
 
日本にないものを作る を佐藤氏は言い続け
フェニックスリゾートはリゾート法第一号として
1993年宮崎県、宮崎市も出資しての資本金3億円の第3セクターとして開業した
1993年7月に世界最大のウォーターパーク オーシャンドームがオープン
1994年10月に全面開業した
バブル経済期のリゾート開発でもあり
総事業費2000億円という巨費の金額に膨らんだ
利用客は年間500万人という見込みもふたを開けると年間200万人ほど
毎年200億円ぐらいの赤字が出て行った
2000年7月にサミット外相会合を行う頃には
資金調達の緊迫感すら出ていた
2001年2月負債総額2762億円で会社更生法
今だから言えるが、この時、私も前の会社で大きな金額の被害にあった
 
同年6月にRHJインターナショナル(旧リップルウッドHD)が162億円で買収した
ハゲタカファンドが2000億円を162億円で買ったと揶揄され
日本の財産がどんどんアメリカのハゲタカにさらわれていくと言われた
 
RHJインターナショナル(旧リップルウッドHD)は再建に当初は本気だった
ゴルフ場や温泉施設を75億円で整備
トータルで施設に200億円以上かけたのだ
フロリダからマイケルグレニー氏を責任者に招き
再オープンの際はアメリカから喜太郎を呼びコンサート
ダンロップフェニックストーナメントにはタイガーウッズもよび大きな話題となった
この時タイガーを呼んだお金は3億円とも言われた
 
しかし思ったように売り上げが上がってこない
収益も伸びてこない
世界的な経済危機によりRHJインターナショナル(旧リップルウッドHDは
以前から売り時を探し始めていた
 
シーガイヤは宮崎にとって観光産業を代表する顔ともいえる存在である
様々な批判もあるが
シーガイアがなくてはサミットはできなかったことは事実である
いろんな全国規模のコンベンションを宮崎で行ってきたが
宮崎県の働きもあるがシーガイアの存在が誘致できた大きなポイントだ
これは私が行った様々な事業で確信している
 
2000億円が162億円になり今回は57億円の寂しい結果だが
もう前を向くしかない
アジアのスポーツリゾートNO1を目指しているシーガイア
日本国内だけではなく韓国、台湾、中国に大きく目を向けている今
セガサミーのリゾート運営進出は
休眠施設であるオーシャンドームの活性化や
スポーツ医療リゾートの開発やゲームコンテンツとの連動など
色んな活用のチャンスだと考えるべきである!
ぜひ今からも宮崎の観光活性化のシンボルとして
アジアのスポーツリゾート拠点としてスポーツエンターテイメントの新拠点として
そして宮崎県民に愛される施設として
明日に向かって更なる発展を期待している
 
 
 

鮨かねさか(東京・銀座)

東京銀座8丁目の資生堂パーラーから
向かいの三菱UFJ銀行のほうに歩いて2つ目の角を右に・・・・
ビルの片隅に小さく鮨かねさかの看板が見える
このビルを地下に降りていくと
落ち着いた空間が広がっている
ここが鮨かねさかだ
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話しやすいですからと
Lの字のカウンターの真中にサイドに2人づつ座る
まさにまな板が舞台の感じだ
銀座九兵衛出身のご主人は思った以上に若い
 
まずはヒラメ、八丈島のシマアジ
手の中で愛おしく包むように握る姿勢が好ましい
さてその次は大間のマグロの赤身と大トロ
ご主人によると築地で1週間ほど熟成させ
そのあと握る前に切ってまな板の上で空気にさらす
そうするとうまさが膨らむのだと言う
さて大トロ

ねっとりとした食感の中にじんわり脂肪の甘さとうまさが口中に広がっていく

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スミイカは酢橘を絞って塩で・・・
爽やかな味だ
鹿児島の鯖を昆布で3日間寝かした鮨が秀逸だった
鯖の旨味だけが浮き出てしかも全体のバランスも良い
もどりかつおの脂の乗りもいい感じ
貝柱は食感が楽しい
 
ご主人三平さんとの会話も弾む
お!横に外人のお客さんが一人でカウンターへ座る
動じずご主人が英語で・・・・・
鮨を出しながら魚の名前を英語でお客に説明する
発音がうまい!驚いた!
外人が増えたので休憩時間に講師を呼んでみんなで特訓したのだと言う
高校生の時の教師が私を見たらびっくりするでしょうねと
笑っていた
この努力こそが素晴らしい
 
煮ハマ、イクラ、うに、そして穴子
イクラは今の時期だけ生で食べてもらう
それ以降は粒が大きくなるので出さないのだと・・・・
穴子のふっくら感もとても良かった
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最後の玉が卵プリンのよう
芝エビを入れてじっくり焼き上げるのだとにこっと笑っておっしゃった
 
銀座でこのお店を出して11年だという
この若さでなかなかできることではない
もうミシュランでは☆2つの評価となっている
今日はお酒を飲まなかったが
このご主人とお酒を飲みながらの鮨はとても楽しいだろう
また是非今度伺いたい銀座の旬の寿司屋である
是非予約を・・・・
 
 
愛嬌度 ★★★☆
 
鮨かねさか
宮崎市中央区銀座8-10-3三鈴ビルBF
03-5568-4411
11:30~14:00  17:00~22:00            
無休

習近平のアメリカデビュー

今年の秋から次の中国をしょって立つ
習近平の訪米が無事に終了した
茫洋とした顔だが発言でもスケールの大きさを感じさせる
 
アメリカはもちろん国賓ともいえる待遇でもてなした
ホストはバイデン副大統領
ほぼすべての行事に同行すると言う凄い対応だ
15日はバイデン副大統領の出迎えを受け会談
その後ホワイトハウスでオバマ大統領と85分間の長さで対談した
アメリカの立場を明確にするオバマは
成長と繁栄に伴い責任も増す・・・・・
南シナ海、チベットの人権問題、イラン・シリア問題など
主張の溝が深まっていることに対するアメリカの厳しい姿勢を鮮明にした
次の中国の10年のリーダーに問題点を明確にする狙いがあった
 
習近平も淡々と中国の主張を展開
私の訪米の目的は相互尊重、相互利益に基づいた協力関係を
さらに前進させること
となんら臆することなく堂々と答えた
 
そしてアイオワ州マスカティン
習近平が1985年初めて訪米し、訪れた思い出の地
農業技術の研修でサツマイモ農場の
ドボルチャク家の子供部屋に2泊した
この地がアメリカの第一印象
27年前の訪米でどれほど深い印象を受けたか想像もつかないと思う
水を飲むとき、井戸を掘った人のことを忘れてはならない
と語った
 
そしてアイオワ州では3400億円のアメリカ大豆の購入を決定したのだ
そればかりではない
電子部品、機械設備など70の商談を行い
2兆1000億の買い付けを決定し
アメリカの貿易不均衡にも配慮を見せた
 
香港、シンガポールをはじめアジアのメディアは好意的なものが目立った
堂々としていた
落ち着いていた
アメリカの厳しい姿勢に柔軟に米中協調を最後まで貫いた
中国の次の10年は習近平が仕切る
それを内外に大きくアピールできたことが大きな成果だ
大成功と言っていいだろう
 
印象的な言葉が残っている
ワシントンで習近平がしゃべった言葉だ
米中関係は止めることができない川のように絶えず前に進んでいく
自らの主張はお互いしっかり言うことにより
世界におけるG2の重要度はさらに厚みを増した
次の10年、世界で最も注目を浴びる人は習近平になるかもしれない
 

現代における下山の思想

五木寛之が書いた「下山の思想」 が売れている
まさに今の時代を的確に衝いた本である
 
日本も含めて世界が
経済的にも自然環境の面でも危うい状態に
なっていることは実感されている人が多いだろう
明日が計算できなくなった
そんな悲鳴に似た声をどれぐらい聞いたことだろう
そんな中で
意識を変えれば新しい視点が見えてくると
そんなイメージを持った本でもある
 
五木は説く
人生を山登りとたとえると、前半を登山、後半は下山だ
成長期の登山は終わり
ゆっくりとゆとりを持って堂々と下山しなければならない
日本に当てはめると
物を求めての高度成長期は終わり
精神文化を大切にする豊かな実り多い下山が必要だと・・・・
 
頂上を極めてもだれも維持することはできない
敗戦から見事に頂上を極めた今こそ
実り多き下山を思い描くのだ
下山は見下ろす雄大な大自然の風景に
喜びを見出しながら
ふと足元に咲いている山野草の可憐な花に美を感じる余裕もある
そして再度幸福とは何かを自分に問いかけるのだ
 
東日本大大震災は
下山の中で雪崩に会ったようなもの
しかし人は立ち上がって歩き始めなければならない
どんなにつらい絶望からも人は起き上がらずを得ない
どこへ下山するのか
その先に何があるのか
様々に想像すると、かすかな希望の灯が見えてくるような気がする
 
下山のプロセスこそが山に登ることへのクライマックス
言い換えれば人生のクライマックスなのかもしれない
それを受け入れる余裕と心が日本人に求められているのかもしれない
 
しかし不安なのは
日本の若者たちが登山を目指しているのだろうか?ということだ
一生懸命登山をしている若者もいる
しかしゲーム脳で登った気分になっている人
登らない人
様々だが夢中に登山をしている若者が少ない現実に
私たちは気づいている
 
登らない人は下山もできない
痛みや苦しみを身をもって体験しないと成長はない
それが日本の未来における大きな危惧となって私の心に迫ってくる

麺フリーク(関西編)

今回は関西編のラーメン
私は天神橋の洛二神の醤油が大好きだが。最近ぞくぞくと
関西にも名店ができつつある
今日はそんな大阪、京都のお店をご紹介したい
 
らーめん 弥七
 
行列のできるお店としても有名
開店前に行ってもう行列ができていた
八名のみのカウンターとテーブルが二つの狭い店だ
スープが鶏がらを使ったクリーミー
ポタージュ風に仕上げられておりとても個性的な味
見た目より割合あっさり味
白髪ねぎと刻み玉ねぎのがスープにマッチしている
自家製麺ももちもちでレベルが高い
行列覚悟で行ってほしいお店の一つである
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ポタージュ度 ★★★★
 
大阪市北区豊崎3-4-8
06-6373-0035
11:00~16:00
(土、日、祭、休み)
 
 
金九右衛門 梅田店
 
大阪で一挙にランクを上げたお店
梅田店は付近はラブホテル街
そんなロケーションの中でも凛とした雰囲気を持っている
今日は醤油ラーメンを頼む
出来上がりの見た目も昔の中華そばを思わせるバランスの良さ
スープがうまい
すっきりとした透明感がある
チャーシューもとろける食感だ
うーん
最高レベルのラーメンである
食べた後、久しぶりの快感だ!!
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バランス度 ★★★★☆
 
大阪市北区曽根崎1-2-20 大幸ビル1F
06-6367-5028
11:00~14:30 17:00~22:00
 
 
麺や高倉二条
 
京都の烏丸丸太町の駅から歩いて数分
若いご主人も志が高そう
麺は小麦の種皮ごと引いた全粒粉で
見た目は蕎麦のような色黒の麺だ
スープは魚貝系と豚骨のダブルスープだが
魚介系の旨味が前に立つ
麺は極太なのが個人的には好きではない
素材にもこだわっており、これからの成長が楽しみなラーメン屋だ
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こころざし度 ★★★☆
 
京都市中央区観音町64-1
075-255-9575
11:00~15:00  18:00~21:00
(年末年始のみ休み)
 

累積赤字決算

若いころ、私の体に強烈なインパクトを与えた映画
それが龍馬暗殺だった
しかも龍馬を演じた原田芳雄の存在感が突出していた
2011年の7月に原田芳雄氏が亡くなった
個性派の俳優がまた一つ消えた
 
お亡くなりになってもう半年以上たったが
石橋氏が赤裸々に2人のつきあいを語った
原田芳雄氏への弔辞がとても印象深く
心に残っているのでご紹介したい
 
累積赤字決算     
 
芳雄さん、芳雄、何でこんなことになった?
そっちは黙ってこっち見てて、
どちらかというと聞き役だった俺がネクタイなんか締めてなんかしゃべろうとしてる
まったくリアリティがないじゃないか?
今崖から突然突き落とされて、空中を落ちてる最中なんです、こっちは。
言葉なんか全然出てきませんよ
40何年かだけど付き合ってきたわけだよな
ずっと同じスタンスで・・・・・
 
1970年ビートルズが鳴っていて
どういうわけか2人とも明治公園にいて
腕組んで日比谷公園に到達し
マスクを取って日本テレビの石橋です、俳優の原田ですと挨拶したのが始まり
それからどういうわけかほんとにウマが合ってしょっちゅう旅行した
大体芳雄がどこかに行ってさすらおう
みたいなことを言う
運転できないくせに
こっちがレンタカー借りてそっちがナビゲーターやると言って
大体は迷ってひどいときは丹後に行く予定が鳥取に出ちゃったりした
飛行機嫌いなくせに沖縄に行こうと言いだして
羽田空港に行ったら 『やっぱりいやだ』と言いだして
どういうわけか宮崎に決まって、宮崎に何にもなく行ったことが
プールに滑り台があってね
2人ともフリチンで尻に水かけて滑り落ちたら
鼻つまんでいるの忘れて
芳雄も俺も1時間ぐらいむせてたことを思い出す
ああ結構2人ともバカだったな
そんなことからさらに仲良くなってまたいろんなとこ行った・・・・・・
 
まあ仲良いばかりじゃなくて喧嘩ばっかりしてた
ひどい喧嘩した
稽古中に芳雄が何かセリフに文句言ってきたから
『そんなこと言うんならそのシーンいらないよ』 って言って
『突然表に出ろ』 っと言われて
ほかの俳優さん残して表に出たことがある
『テレビ局はいつまでたっても俺よりは強いんだ
それはわかっている
役者が十手出したらそっちは花札出せ
そっちが花札出したらおれたちは十手出すんだ
それがルールだ』
その言葉はずっと今でも俺の心の中にズシンとある
あるとき演技を要求したら『やらない』と言う
『俺は表現しないんだ』
『表現しないと言ったってそっちは俳優だろう。表現が仕事だろう』
ずっと禅問答みたいだったんだ
あれも強い言葉でした
説明的演技を俺に要求するな、そういうことは全部そっちがやれ
凄い演出論だと思った
それも心に中にズシッとある
いっぱいある、百ぐらいある
どう考えても芳雄が俺を育ててくれた
 
俺のテレビドラマ、どんな役でも全部やってくれた
スケジュールなくてもやってくれた
本当にありがとう
そのくせ、何にも芳雄のためにできなかった
もう悔しくてしょうがない
いつかこの累積赤字決算、収支合わせようと思ってたけど
何で突然いなくなってしまうんだ・・・・・
 
                         (石橋 冠)元日本テレビデレクター
 
少しつまんでの紹介となったが
人間としてこういう赤裸々な付き合いができる友人を
何人持つことができるだろうか
原田芳雄の人生 
こんな友を持ったことが一番の財産だと思うし
それが原田芳雄の魅力であるとも思う
 
さらけ出す強さと弱さ
さて自分にどれだけ見習うことができるのだろうか?

亀専務ー宮崎飲み歩き

酒造りの真っただ中
神亀の小川原専務が宮崎へ・・・・・
蔵は来週から大吟醸の仕込みが始まるところだという
蔵人は10人でやっているが
若いけどみんな良く頑張ってくれていると
 
専務はお昼、光洋で少しお酒を飲みすぎたよう
我々は夕方から合流
最初のお店は喜泉さん
京都懐石の流れをくむお店
器のセンスの良さは宮崎一といって良いほど

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松下さん持参の徳利がとても素敵だ
 亀専務のお燗で料理との相性を楽しむ
そら豆の天ぷらが季節感を表している
器の黄色も綺麗
そら豆そのものだと大吟醸のお燗
天ぷらにするとひこ孫と大吟醸のブレンドでと
その場の感覚でブレンドしていくのが専務流


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                 椀物は金目鯛
 
 酒造りは数値や理論では計り知れない
計り知れない奥深いもの
嘘の日本酒全盛期に純米だけに舵を切った
小川原専務の酒哲学に
多くの蔵が賛同し師と仰ぐ
そして純米の日本酒に魅了されたファンはいつのまにか
神亀教と言われる熱狂的なファンになっていく・・・・・・
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 刺身                ブリの幽庵焼き
 
昨年はオーストラリアに行き地元オーストラリア人に
オイスターの生に燗酒を飲ませてみたら
おいしい、美味しいとよく飲むんだ
世界はみんな同じだとあらためて思ったと言う
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そしてご飯
少しお腹がいっぱいになったところで
夜の街を放浪・・・・
 
宮崎の角打ちとして有名店になった たたんばぁ
何とあくがれの高妻君がいる
みんなでワイワイ
専務は日本酒酵母を使ったあくがれの焼酎を・・・・
限定700本だけ、無濾過、
ラベルは女性を狙ってピンク色
少しなめたが甘い
なるほど、これは女性客に受けそうだ
私は日南娘のお湯割りを・・・・
お店のマスターがみんなで盛り上がった写真を撮ってくれた
IMG_5974.JPG  v>
一番手前があくがれの高妻氏  奥で亀専務ニコニコ
さて仕上げはオーク
お客が多くてびっくり
カウンターがいっぱいなので
テーブルに座り私はホットバタードラム
亀専務はじっくり考えてボウモアのストレート
手でじんわり温めて
いとおしそうに楽しんでいる
その姿を見て本当にこの人お酒を愛しているのだなあと
少し感動してしまった
 
穏やかなたたずまい
頑固だけれどあったかい亀専務
最近は若い人たちが造りをわかっていないと手厳しい
これからは今まで以上に
本物の日本の酒造りを指導していってほしい
それが新しい日本酒の将来につながる一番の近道でもある
 
そして宮崎を第2の故郷としてまたいつでも遊びに来てください

マンゴーの花

宮崎完熟マンゴーのルーツ
西都の曽我さんのマンゴーの花を見に行ってきた
昨年は収穫が終わってからの10月、11月の天候が不順で
日照時間が少なかったのでちょっと心配とのこと
まだ3分咲きの頃だったが2月10日過ぎには
満開になるようだ


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ミツバチが受粉している       花が満開
 
マンゴーが実をつけるためにはミツバチに花粉を運んでもらうことが必要だ
受粉で活躍するミツバチはリースで対応していると言う
1箱6000~7000匹入っている
それを曽我さんところだと大体20箱リースで使うと言う
ミツバチが活躍するのはハウス内の温度が20~25度ぐらいが適温
寒い冬の間はマンゴーの花とミツバチの受粉の季節でもある
 
一番頭が痛いのは燃料の問題
マンゴーのビニールハウスでは
冬の寒い間は25度に保たなければならない
そのため燃料で暖房を24時間行う
燃料費が相当かかるのだ
昨年と今年を比較すると燃料の重油が何と1.5倍に高騰している
ハイブリッドのエコの機械も入れているが
5割アップだとどうしようもない
これだと普通のマンゴー農家はお手上げだ
しかも燃料価格が安定すると言う、先の見通しが立たない
それを考えて暖房の時間や温度を落とすと
あの甘さのマンゴーには絶対ならない
だから頭が痛いとおっしゃっていた
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野菜のピーマンは20度、きゅうりは15度ぐらいの温度は必要だという
燃料高騰は宮崎の農業にとっては死活問題でもある
 
そして震災からすべてが変わった
日本中がお金を使わないようになってきた
不安だと財布のひもも締まるのが怖いと・・・・・
そのためマンゴーの価格は上げるわけにはいかないだろうと
 
今まで農業設備の工事費の半分は
補助金が昨年まで出ていたが
今年は震災復興のほうにお金をとられてこちらのほうには回ってこない
だから宮崎では設備を増やそうと言う農家がほとんどいない
 
まあ先の暗い話ばかりしてもしょうがない
前向きに頑張るだけと曽我さん
相変わらずの西都弁丸出しだがとっても味のある人だ
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とっても仲の良い夫婦 (曽我さんと久子さん)
12月に鎌倉で親戚の結婚式があり
ついでにご夫婦で東京・奥多摩の小沢順一郎社長の澤乃井に行かれたそうだ
遠かった~
でも山の中の文化蔵で良かったと楽しそうだった
小澤さんからも曽我さんが来たよーと私に連絡があり
大吟醸を楽しむ会を続けているおかげで
こんな暖かい人間関係