鮨かねさか(東京・銀座)
東京銀座8丁目の資生堂パーラーから
向かいの三菱UFJ銀行のほうに歩いて2つ目の角を右に・・・・
ビルの片隅に小さく鮨かねさかの看板が見える
このビルを地下に降りていくと
落ち着いた空間が広がっている
ここが鮨かねさかだ
話しやすいですからと
Lの字のカウンターの真中にサイドに2人づつ座る
まさにまな板が舞台の感じだ
銀座九兵衛出身のご主人は思った以上に若い
まずはヒラメ、八丈島のシマアジ
手の中で愛おしく包むように握る姿勢が好ましい
さてその次は大間のマグロの赤身と大トロ
ご主人によると築地で1週間ほど熟成させ
そのあと握る前に切ってまな板の上で空気にさらす
そうするとうまさが膨らむのだと言う
さて大トロ
ねっとりとした食感の中にじんわり脂肪の甘さとうまさが口中に広がっていく

スミイカは酢橘を絞って塩で・・・
爽やかな味だ
鹿児島の鯖を昆布で3日間寝かした鮨が秀逸だった
鯖の旨味だけが浮き出てしかも全体のバランスも良い
もどりかつおの脂の乗りもいい感じ
貝柱は食感が楽しい
ご主人三平さんとの会話も弾む
お!横に外人のお客さんが一人でカウンターへ座る
動じずご主人が英語で・・・・・
鮨を出しながら魚の名前を英語でお客に説明する
発音がうまい!驚いた!
外人が増えたので休憩時間に講師を呼んでみんなで特訓したのだと言う
高校生の時の教師が私を見たらびっくりするでしょうねと
笑っていた
この努力こそが素晴らしい
煮ハマ、イクラ、うに、そして穴子
イクラは今の時期だけ生で食べてもらう
それ以降は粒が大きくなるので出さないのだと・・・・
穴子のふっくら感もとても良かった
最後の玉が卵プリンのよう
芝エビを入れてじっくり焼き上げるのだとにこっと笑っておっしゃった
銀座でこのお店を出して11年だという
この若さでなかなかできることではない
もうミシュランでは☆2つの評価となっている
今日はお酒を飲まなかったが
このご主人とお酒を飲みながらの鮨はとても楽しいだろう
また是非今度伺いたい銀座の旬の寿司屋である
是非予約を・・・・
愛嬌度 ★★★☆
鮨かねさか
宮崎市中央区銀座8-10-3三鈴ビルBF
03-5568-4411
11:30~14:00 17:00~22:00
無休