幸せのおすそ分け
2年前の3月11日の東日本大震災から
人々の価値観が変わってきているように感じている
被災された人たちのために
個人個人が私は何ができるのだろうかと考え行動した
寄付やボランティアをはじめ様々な行動が日本中に起こった
それは日本だけにとどまらず世界中で連鎖した
シンディローパー、長淵剛をはじめ様々な歌手のコンサート
石原軍団や奥田シェフなどの炊き出しなどをはじめ
色んな行動が巻き起こった
それは今までと何が違うのだろうか?
自分がその地域に何が貢献できるかを考え
手弁当で全てを行ったからだ
今までは自分のコンサートや才能に参加者が
対価としてお金を払ってもらい成り立っていた
これが普通の資本主義のシステムだった
つまり逆のことが3月11日以降起こってきているように感じている
もうすこし深く考えてみると
この逆のシステムが広く日本で日常的に行われるようになると
日本はとても幸せな国になるのではないかということだ
今からは才能のある人、あるいはお金を持っている人が
自分がやりたいこと、教えたいことについて
無償で人々を集め何かをやる
つまりすべて自分のやりたいことを自分でお金を出すと言うことだ
たとえば松井やイチローが後楽園ドームを借り切って
自分の教えたい中高生を招待して野球を教える
中高生からはびた一文取らない
協賛スポンサーもつけない
全てのお金は松井やイチロー個人が出すのである
例えば企業のオーナーが
専門分野で自分の教えたい人たちを募り
得意分野の理論や技術の研修会をする
全てお金は企業のオーナー個人が出すのだ
皆が率先してこのような行動をとって行けば
これらのことが社会還元型の日本の成長戦略になるような気がする
そしてやる側にとっても単なる寄付よりも
自分のやりたいことで自分自身が満足し
参加者も満足できることこそ
とても気持ちのよい社会還元型の形になるのではないだろうか
今からの時代のお金の循環とは
こんな流れこそ正しいのではないかと考えている
お金の循環は幸せの循環であって欲しい
こんな幸せのおすそ分けの精神が
日本人の心にたくさん芽生えてくると
日本人の幸福度はもっと上がっていくのではないだろうか