ねこや商店(日南・大堂津)
宮崎県日南市大堂津に
東京のミシュラン星のレストランや和食屋さんから
絶対の信頼を勝ち得ている魚屋さんがある
大堂津駅の近くだが
わかりにくく、たどりつくまでが大変だ
電話をしてようやく行き着いた
黒板を見ると魚の注文がぎっしり
特に今日は注文が多いようでてんてこ舞いの様子
いけすを見るとフエダイや箱海老が泳いでいる
特に箱海老が今美味しいと言われていた
なかなか見ることができない海老だ
さて今の時期はカツオ
ご主人の門川さんの魚の目利きは半端ではなく
カツオを選ぶにも厳しい目
特に口先が白いものが脂の乗りも良いと言う
カツオをさばきながら血合いを丁寧にとる
この手間を省くと美味しくないのだそうだ
焼いてタタキにしてもらった
カツオではないみたいだ!臭みもなくおいしい
チャンバラ貝が茹で上がっている
食べてみてと門川さん
爽やかなチーズのような味にさっぱりした旨味と甘みが何とも応えられない
巻貝の中では最高の味と言われるのが良くわかる
次はメバチ鮪を目の前で解体
17キロと30キロクラスの物
一度大吟醸を楽しむ会でも40キロクラスのメバチ鮪を
解体してもらったことがあったがお客さんの行列で凄かったことを思い出す
メバチはさばいたばかりでは色は出ないが
10分ほどすると発色してくる
メバチは鉄分が多くさっぱりした味なので
日本人にも人気がある
私はづけにするのが好きだが・・・
30キロの中落ちを丁寧に取り味見をさせていただく
あと一つは冷蔵で6日間ほど熟成した鮪
脂の乗りが抜群の中落ち
熟成したほうは繊細で緻密な味が口に拡がってくる
中落ちを取っているところ 左が中落ち、右が熟成
門川さんはJリーグのチェアマンや鹿島アントラーズなど数々の
Jリーグのチームからも信頼が厚く
サッカーチームの日々の食事にも魚を送られている
20周年パーティにはチェアマンからの直々の招待状が届き
行かれてきた
その記念品がこのサッカーボール
しかもサインは鹿島アントラーズの選手が特別にしていただいたらしい
最後に門川さんの焼酎コレクションをちらり
まさにお宝満載の焼酎ばかり
横の瓶は霧島創業七十周年記念の吉助
宮崎の海を知り尽くし、魚の目利きも天下一品
心をつかむより私は胃袋をつかんでいますと
頼もしい発言
こんな魚屋さんが宮崎にあること自体が大変嬉しい!