一心鮨 光洋(宮崎市)
今日はお客さんと 一心鮨 光洋へ
街中にありながら緑あふれるロケーションの静かなたたずまい
ほっとする空間でもある
ここのカウンターの重厚さが私は好きだ
若きご主人も
日々研修を重ね常に進化している
先日お邪魔したらガストロバック(減圧加熱調理機)の新兵器を入れられたようで
これを使ったネタをいただいた
ガストロバックはスペインの伝説のレストラン エル・ジブ などが使用している
減圧することにより食材の細胞内の空気が膨らみ
スポンジ効果が出て来る
つまり出汁の旨さを食材に伝えやすくなるということだ
寿司屋でガストロバック
なかなかできない良いトライだと感心する
成長するための試行錯誤の一つなのだろう
ただ鮨は究極のアナログの感性だと私は思っているのだが・・・
さて今日は
まずは銀杏、カブと帆立
しぶ鯛、さわら
四男がワインとのマリアージュを担当しているが
ワインを飲みたい人には重宝するが
他の酒を飲みたい人には少し強要を感じるサービスになりかねない
もう少しお客の自由度に任せてほしい
接客も少しくどさを感じるかな?
鮨はポーションも小ぶりでちょうど良い
ネタによってシャリを変えていくこだわりも気持ち良い
藁で焼いたばかりのカツオ つまみのイカも旨い
鱧(みょうが葱)
スズキ、れんこ鯛
アワビ、中トロ
熟成の車エビ
そして穴子
これはハガマで炊いているそうだ
ふっくらと柔らかい
宮崎で寿司と言えば光洋と言われるまでに成長した
川南の漁師とのいいおついあいも始まったようで
今からのネタも楽しみになってきた
これからも日々研さんを重ね
九州を代表する寿司屋の一つになっていただきたい
将来が楽しみの寿司屋である
進化度 ★★★★
一心鮨 光洋
宮崎市昭和町21
0985-60-5005
水曜日 休み