,  感動、癒し、喜び

茂木健一郎講演会

3月9日
宮崎市オルブライトホールで茂木健一郎氏の講演会が
会館自主事業で行われた
1962年生まれの52歳
専門は脳科学、認知科学
クオリア(感覚のある質感)をキーワードとして
脳と心の関係を研究している
 
まるで知的キミマロともいえる感覚の講演会だった
その話の形はざっくばらん
講演会用に用意した机は全く使用せず
その前に立ち身振り手振りのパフォーマンスはわかりやすく
エンターテイメント性も感じさせた
 
感動は脳の働きにとって重要
感動をすることが無くなるとダメになる
感動を子供時代にどれぐらい体験するかが大事
苦労しないと感動はない
 
今はすべての物が簡単に手に入る時代
その意味では不幸の時代だ
特に子供にとっては・・・・
だからこそ感動することが少なくなっている
 
ホリエモンが六本木ヒルズで毎晩シャンパンを開けていた時期があるが
拘置所に面会に行ったら
あのホリエモンが木曜日にバナナが半分出るのが楽しみですと言ったんです
ここだと食べることしかないんですと
環境が変わるとこのように人間も変化する
 
笑いが
人間の不安を取り除き挑戦させる原動力となる
笑うとドーパミンが分泌され
脳の司令塔である前頭葉を刺激しフロー状態に入りやすくなる
フロー状態とは
集中しているけどリラックスした状態
自然に脳や体が最大のパフォーマンスを発揮する
 
花咲か爺さんの話を・・・・
愛犬ポチが宝を見つけてくれると掘らせると
出てくるにはゴミばかり
怒った爺さん
ポチのしっぽをつかみぐるぐると振り回す
ポチ 思わず
離さんか、爺さん!
 
話を聞いていた人たちが思っていた不安を
一気にユーモアにする
これが大事なんです
 
リーダーは緊張感を持っているときに
それを客観的に見て
ユーモアのセンスを発揮すると
一気に支持が拡大していく
これはビジネスでも政治でも同じだと思う
 
情熱はパッションだが
受難という意味もある
挑戦する時には情熱は必然
しかし苦労を乗り越えてこそ感動があるのだ
 
茂木健一郎氏の話には
サプライズもあり感動もあった
それが私たちの脳の活性化をはかり
ドーパミンを分泌させてくれたのだろう
賢いホームレスがキャッチフレーズだという茂木さんには
これからの活躍がますます楽しみでもある