花鳥風月
日本人は古くから自然をいつくしみ、自然と共に生きてきた
それを表す言葉の中でも
私は花鳥風月という言葉が好きだ
花鳥は生きとし生けるものに感謝の思いを深くし
風月は宇宙のすべての自然に畏敬の念を持って接する心
まさに日本人らしい宇宙を含めての大自然を愛でる言葉が
花鳥風月だと思う
以前から
春は花を見ながら
初夏は鳥の声を聞きながら
時には風の移ろいに季節を感じながら
秋や冬には月を眺めながら
勝手に自分流花鳥風月という理由を付けて
自然と酒を楽しんできた
桜の季節
東京からお客さんが来たので
久しぶりに平和台へ
春本番を告げる
ソメイヨシノがもう満開だった
東京の方も一足早い花見に満足そう・・・・
桜の花は日本人にとって
シンボルといって良い花だ
散って行くはかなさと潔さが
日本人の心を打つからだろう
新渡戸稲造は武士道の本の冒頭に
武士道とは日本の象徴たる桜の花のようなものと書いている
花見の時期、私の好きな桜の歌を少しご紹介
世の中に絶えて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし (古今和歌集)
願わくは花のしたにて春死なん そのきさらずの望月のころ (西行)
散る桜 残る桜も 散る桜 (神風特攻隊)
特に最後の歌にはジンとくる
特攻隊の命のはかなさと潔さの精神が心に響く
こんな歌を噛みしめながら今年の花見酒を楽しみたい
周りからも花見の案内が届きだした
お酒は・・・・?
もちろん花見には桜が名前に入っている出羽桜で決まり!