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テイラー女子急増!

若い女性の消費行動に対して
マンガかでもありコラムニストでもある辛酸なめ子氏が
的確な指摘を日経の記事でしていたのでご紹介したい
 
パンケーキやカップケーキなどのスイーツの新店に
できる長蛇の列
数時間待って店に入ると
まず皆スマホで写真を撮る。
昔も今も並ぶことにはイベント的な側面もあるが
これまでと違うのは
目的が自分の満足にあるのではなくて
話題の店に行った自分をSNSで発信して自慢することにある点だ
人気スイーツには、派手な色で写真映えがすると言う共通項がある
 
スマホの通信料に
1万円以上費やすのが当たり前
しわ寄せはファッションの支出に及んでいるのは確か
ただユニクロが登場して
1000円台でおしゃれな服を揃えられるようになり
自分たちの世代に比べて格段にセンスが磨かれている
今やファッションのカリスマはテイラー・スウィフトという
ごく普通の格好をしたアメリカのカントリー歌手
 
日本でのバブルを経験し
今までのブランドで固めてきた30代40代の女性と
デフレ下の厳しい経済の中で育った10代、20代の女性とは
今からの消費行動も全然違ってくるのだろう
 
日本の若い女性の間では今テイラー女子が急増しているのだと言う
 
テイラー・スウィフト
カントリーのシンガーソングライターで
今年グラミー賞でアルバム大賞も取った話題の歌手
歌はそれほどうまくはないが
歌詞と曲の良さと聞きやすさが受けている
カントリーと今までにあまりなかった分野というのも新鮮だ
 
美人で東洋人にも似た顔立ち
派手色リップ以外はナチュラルメイクが中心
そのため日本の若い女性はメイクも参考にしやすい
ライフスタイルはあくまで質素
洋服にもあまりお金をかけず夜遊びにも興味がない
そのため高価で派手なアクセサリーも身につけることはない
生活スタイルも一般人に近い
家族との仲良しエピソードも良く話す
 
フジテレビの男女6人のシェアハウスの日常生活に密着した
台本無、ルールなしの若者に人気の番組だった
テラスハウスのオープニングテーマとしても
テイラー・スウィフトの曲が使用された
 
辛酸なめ子氏は言う
デフレ下で育ち、堅実な日本の若い女性の消費行動は
元が取れるかと言うキーワードであり
それをベースに自分らしいライフスタイルを作りあげている
瞬間であれ幸せを得られるかどうかがカギだ
 
テイラー・スウィフトを見ていると
現在の若い女性の消費行動のヒントが明らかになっていくような気がする