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忙しい日でも、おなかは空く。(平松洋子)

平松洋子さんの食と暮らしのエッセイ

自然で素直な驚きと喜びにあふれているのが気に入っている

しかもすぐ自分の食生活に取り入れやすいところも良い

インパクトがあったのはdancyuに掲載された

パセリカレーの記事だった

それを見ながら作ってみると、

これが目から鱗の美味しさだった

「そばですよ」の本も楽しかった

東京の立ち食いそばを取材されているのだが

本格派もあり、個性派もあり

立ち食いソバの深さを大変興味深く読ませていただいた

峠そばやよもだ蕎麦を知ったのはこの本からだった。

さて今日紹介する本は「忙しい日でも、おなかは空く」

塩トマト

真っ赤なトマトがここに一つ

かぶりつきたいほどたっぷり熟れて、キラキラ光っている

ここで一手間

いつものトマトをぐんと美味しくさせる手立てがある

切ったトマトをボウルに入れ塩をふたつまみほど

ボウル全体を軽く返すようにして混ぜ合わせ十分置く

この一手間だけで一段と濃厚な風味でまろやかさが増す

鶏のから揚げ

ありとあらゆる調味料を試した末に

とびきりのから揚げを作る料理人から聞いた

「うちのから揚げは醤油だけ、

揚げる直前にさっと絡めて、それでおしまい」

これが味付けの大革命となった

牛すじ煮込み

牛すじは質の良いものを買う

焼酎を入れゆでこぼして切って

醤油と味醂でゆっくり煮込むだけ

こっくり、こってり

仕上げの隠し味で山椒のつくだ煮を加えるのがみそ

コラーゲンたっぷり、カロリーも少なく、お酒も美味しい

日常生活の食の喜びが実感として伝わってくる

心染みる一皿

興味のある方は是非一読を・・・・