レッツトライ!
ソフトバンクのアジアIT企業への投資が
ダイナミックに加速度を増している
2014年11月
インドのスナップディールには約680億円
2010年創業ネット通販大手で
ECコマースサイトの登録は2500万人、加盟店は5万店以上と言われる
インドのANIテクノロジーズには約230億円
2010年創業のタクシー配車プラットフォームの会社で
国内19都市で33000台以上配備している
2014年12月
インドのロコン・ソリューションズには約110億円
ハウジング・ドット・コムは不動産のネットサイト
国内4000件以上の物件を網羅している
インドネシアのトコペディアには約110億円
ネット通販大手で追加出資となる
シンガポールのクラブタクシーには約300億円
2015年1月
中国のトラヴィスには約700億円
配車サービス
2015年6月
韓国のフォワード・ベンチャーズには1240億円
クーパンの名称で通販のサービス展開を行っており
スマホ経由が75%の高さとなっている
このソフトバンクの投資を主に任されているのがニケシュ・アローラ氏(47歳)だ
インド出身で通信業界のアナリストとして活躍後
2004年グーグル入社
2011年から上級副社長
世界のIT業界でも大物の1人だ
しかも技術とビジネスの両面から判断できる
孫正義氏との出会いは2008年だった
孫正義はヤフージャパンの検索エンジンをグーグルに切り替えたいとの依頼だった
アメリカヤフーはマイクロソフトのBingを採用することを決定
しかし孫は独自にグーグルと組もうと考えたのだ
マサは私に レッツトライ!と言うだけでした
私はその気になってしまい一緒にビジネスで成果を出そうと決めました
スプリントの買収後カルフォルニアで何度か食事をするたび
ソフトバンクのビジョンや戦略など何回か話し合いました
日本でマサの自宅に招待され
ゴルフも一緒にプレーしました
ここで初めてソフトバンクにこないかと言われたのです
グーグルを愛しているのでありえませんと言いました
マサはそのときもレッツトライ!と言うだけでした。
ニケシュ・アローラ氏は6月19日付けで
ソフトバンクの代表取締役副社長
ヤフーの取締役会長の職につく
人脈やビジネスの才覚が私をはるかに上回っていると絶賛する孫正義氏
ソフトバンクも通信会社から世界のIT投資会社に舵を切った
孫正義、ニケシュ・アローラの二人三脚での
壮大なネット業界でのソフトバンク世界制覇の夢は始まったばかりだ