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命でなく心・・・(柴田紘一郎先生)

風に立つライオンの映画の興行収入が
10億円を超えたようだ
宮崎県内では延岡市で映画を上映しているようだ
まだ見てない方は是非家族で見ていただきたい映画だ
 
この映画の実存するモデル
柴田紘一郎先生の講演が
風に立つライオン~歌、本、映画の三部作完成、28年にわたる秘話~
と題して
宮崎県森林組合が主催で
7月10日宮崎観光ホテルで行われた
戸高洋子アナウンサーの質問に
柴田先生が答えていくと言うトークショーの形式
 
柴田先生は1940年に宮崎に生まれ
1951年宮崎県県立大宮高校卒業後長崎大学医学部に進学
1971年アフリカにある長崎大学の熱帯医学研究所に派遣され
ケニア・ナイロビを中心に巡回医療を行い
1973年に帰国した
 
1999年宮崎県立日南病院長
2007年介護老人保健施設 サンヒルきよたけ施設長
 
アフリカの医療活動中に
NBC長崎放送のディレクターと仲が良くなり
帰国後もよく一緒に酒を飲んだ
そのころさだまさしはプロを目指して音楽をやっていた
さださんのお父さんはNBCディレクターに息子のことを何とか
売り出してもらいたいと一生懸命だった
その結果3人でよく会う様になり、
コーラしか飲めないお父さんだったが、よく3人で一緒に食事をした
その酒の席で20歳のさだまさしも
アフリカの話を始めいろんな話を聞いていた
それが風に立つライオンのモチーフとなっていった
 
歌ができたのが1987年
歌は20分程度でできたのだと言う
その2~3年前にさだまさしが柴田先生に
アフリカでは南十字星が見えますかとの質問をしたことがある
それぐらいで歌ができるまでほとんど知らなかった
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歌の中でサンタクロースになったという歌詞があるが
これは実際私がやっていたことだったが
さだまさしには言った事がない
歌を聞いてびっくりしたとのことだった
 
この歌は多くの人の人生を変えた
歌を聴いたことでアフリカに行き現地の人と結婚した女性
あるいは医師として現地で医療に頑張っている女性など
様々な人が歌に感動し、歌が励ましとなっていった
 
小説は2011年におきた東日本大震災
これがさだまさしの動機付けとなり
2013年に本が出版
その後大沢たかおが尽力をして映画化が実現した
 
映画の中の手紙は柴田紘一郎先生の自筆
しかも愛用の万年質で書いたのだそうだ
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柴田先生はこういう
医師が患者から奪ってはいけないもの
それは命ではなく、心だと・・・・
 
患者さんに元気をつけてあげる
その人の心に入るようなコミュニケーション
共感して励ましてあげることが大事なのだと・・・
 
介護施設だけではなく
今でも外来診療を週一は行っている柴田先生
現場をやらないと勘が鈍るのだと
まさに頭が下がるばかりである
 
柴田先生の最後の言葉が素敵だった
一日気持ち良く過ごすには花を飾りなさい
1年の場合は植物の種を植えなさい
100年の場合は木を植えなさい
一生の場合は気(こころ)を大切にしなさい
 
7月25日夜の11:30から30分
NHK SONGS が放送されるそうだ
ゲストはさだまさし
希望のバトンの物語を大沢たかおの語りで伝え
50名のフルオーケストラでさだまさしが歌う『風に立つライオン』
今からとても楽しみだ
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 柴田先生と進行役の戸高洋子さん