赤坂 一福(宮崎市)
東京・赤坂で昭和23年に創業し
親子3代に渡って和食のお店を行ってきた赤坂・一福が
65年の歴史の幕を閉じたのが平成25年9月30日
その創業者の3代目に当たる伊藤隆二さんが
お店の次なる場所にと考えたのが宮崎だった
場所は宮崎から清武に抜ける国道269号線の加納のあたり
このあたりはラーメン激戦区と呼ばれるところ
お店の外観からすると予想以上にこぎれいな店内
赤坂のランチメニューで評判だったちゃんぽん、皿うどんを
メインにしたお店でオープンしたのが1年半ほど前だと言う
最初は東京のそのままの味で勝負したが
なかなかリピーターが多くならない
そこでお客の反応を元に
宮崎の人々になじむよう改良を重ね続けたと言う
結果出汁の改良を重ね今の味に
そして思いついたのが
とんかつのっけちゃんぽんだったそうだ
お店の基本はレギュラーの商品
奇をてらうこともなく
その味を求めてお客がやってくる
その飽きない味こそキラーコンテンツだと思う
注文はレギュラーのちゃんぽんと皿うどんを試してみた
今まで培ってきた和食の技術で
こだわりの素材を使って出汁をとっている
そして加えるミルクがマイルドさを助長している
体に自然にすんなり入る優しい味だ
ちゃんぽんのどんぶりが少し大きすぎるか・・・
皿うどんの餡もちゃんぽんの餡と同じもの
皿うどんとの麺と餡の絡みがとても良い
しばらくはお昼だけの営業だと言う
体に優しいちゃんぽん、皿うどん(780円)を食べていただきたい
名物にしたいのだろうが、これだけレギュラーがおいしければ
無理にとんかつを乗っけることもないような気もする
季節柄、ささみときゅうりの冷麺(600円)もとてもシンプルで美味しかった
予想外だったのが麻棒豆腐の旨さ(800円)
これに自家製ラー油を加えて食べるとたまらない豊かな辛味が拡がる
ご主人が赤坂で評判だったと言うトマトの女王様もいつの日か食べてみたいものだ
一度料理の優しさとご主人の笑顔の優しさを
是非お試しいただきたい!
やさしさ度 ★★★☆
赤坂 一福
宮崎市清武町加納3-16
080-5505-9669
11:00~15:00 水曜休み