オズボーン主義と言う新たな英中関係

中国の習近平国家主席が10月19日から23日まで
イギリスを公式訪問している
エリザベス女王主催の晩さん会や議会での講演
そしてバッキンガム宮殿での宿泊など
今までの中国主席の公式訪問を上回る最上の歓迎ぶりだ
 
この実現を取り仕切ったのがオズボーン財務相だ
キャメロン首相の懐刀と言われる実力派で
次の首相候補ともいわれている
実質的に英国の対中政策を計画、実行している
 
2012年5月キャメロン首相のダライラマ14世との会談後
英中関係は急速に冷え込んだ
2013年末キャメロン首相の訪中で徐々に改善をしていく
それを劇的に転換させたのが
AIIBの西側からの一番目の参加国としてイギリスが表明したことだ
裏にはオズボーン財務相のしたたかな戦略があった
オズボーン財務相は中国語を学び中国で暮らした経験も持つ
 
オズボーン財務相は
9月20~24日にはキャメロン首相の名代として
エリザベス女王の招待状を持って
中国を公式訪問をし北京、上海を含め国内を回り
習近平訪英の下固めをしたのである
 
本音はイギリスは緊縮財政のための予算減を
中国資本でカバーしたいと考えた
ロンドン―バーミンガムの高速鉄道の建設
中国の新型原発の導入と建設
そしてロンドンの金融センターシティを
人民元のオフショア市場の中心として発展させる
 
中国も渡りに船
AIIBでの西側からの最初のイギリスの参加ではずみがついた
一帯一路の終点としてイギリスを明確にして
イギリス国内でのインフラ整備を行っていく
そして金融市場では元の国際化を目指して
イギリスと共同で金融市場で展開、発展させていく
150件の大型プロジェクトで総額47億ドルの大きな金額になる予定だ
 
イギリスの対中戦略はオズボーン主義と言われる
人権問題を棚上げにして
経済、政治、外交の面で急接近を図り
次の時代の覇権国と言われる中国と大きな信頼関係を結ぶという戦略だ
 
イギリスのメディアは拝金主義と切り捨てるメディアも多いなかで
英中の黄金時代の幕開け というキャッチまで飛び出した
果たして思惑通りオズボーン主義は成功していくのだろうか?
全ては陰りが見える中国経済の今後にかかっているようにみえる