マネーショート(映画)

ブラッド・ピットとマイケル・ルイスがマネーボールに続き
再びタッグを組んだ映画
 
マイケル・ルイスの「世紀のカラ売り」のベストセラー小説を
ブラッド・ピットがプロデューサーとして映画化した
2016年アカデミー賞では脚色賞を受賞した話題作
 
 200
アメリカの住宅バブルのさなか
現実を冷静に判断し
常識を疑い
金融危機を予測した4人のアウトローたちが
金融界の虚構の裏をかき、大相場を張る
リーマンショックの真実がものの見事に描かれている
 
2005年サンノゼ
マイケル・バーリはサブプライムローンを何千件と調査し
2~3年後に債務不履行に陥るだろうと判断した
バーリは住宅市場崩壊に賭けるCDSを購入する
 
若きウォールストリートの銀行家ジャレッドは
それを見て
ヘッジファンドのマークにCDSを購入するよう勧める
マークは様々な市場調査をして、確信に変わり、CDSを購入する
 
またある2人の若者は元銀行マンのベン・リカートのもとへ
CDSのアイデアを聞き、購入などのサポートを行っていく
 
初期の破たんではCDSの価格が全く動かないなど不当性や
各付け会社、銀行などの不可解な部分を描きながら
最後に一挙にパニックに陥っている金融業界を赤裸々に映像で現している
実話ならではの迫力だ
リーマンブラザーズのオフィスの再現は
ニューヨーク州金融サービス局のオフィイスで行われたようで
それだけに現実の生々しさが表現されている
 
この2008年の金融崩壊で金融機関は破たんし、強欲な投資家を市場から追い出した
しかし彼らはそれまでの不当な高給を返すことはなく
金融機関は税金で救われた
そして貧しい借り手だけに膨大な借金が残った
 
痛快さとともに、痛みを感じる作品でもある
将来の金融危機に対する警鐘の映画としても必見だろう