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未来からの警告(塚澤健二)

7月30日アメリカのS&P500指数が
1年2カ月ぶりに終値で史上最高値を更新し2173.60となった
 
英国のブレグジットの影響もあるのだろう
EUからの資金も大きく流れ込み
アメリカ株式は相変わらずのバブルの花を咲かせている
 
 
さて塚澤健二氏は「未来からの警告」の本の中で
2016年夏、最後のバブルが終えんすると書いている
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2016年の夏に向け、
日本の株価は今年の高値を付け
残念ながら秋から急落していく可能性が高い
転換点となるのがリオデジャネイロで開催されるオリンピック終了だろう
当然そのころには
株安、国際商品安、ドル高という
最悪期の三点セットの組み合わせが現れ始め
すでに第2のリーマンショックの到来は
目前であろう
これらのスケジュールは
規則的に循環する経済現象によるものであり
回避は困難としか言いようがない
 
 
7京円というデリバティブ取引の巨大さ (8割が債権デリバティブ)
中国経済の低迷
グレンコア社の株価下落とドイツ銀行のリスク
アメリカ主導のの金融ルール変更
それだけでなく
ヨーロッパを中心としたテロの拡大
トルコ軍の反乱
などなど世界政治経済のリスクは今後大きくなるばかりである
 
世界の中央銀行が金融緩和を続けた結果
過剰な資金が債券や株式に流入し大きなバブルになってる
今後はそのことに対して大きな洗礼が
始まっていくような気がしてならない
 
 塚澤氏は本書の最後にこう書いている
 
マネー資本主義が限界を迎えた今
誰かがリーマンショック以上の大変動をマーケットに起こし
大崩壊を画策し、さらに大きな富の奪い合いを起こそうとしている。
それが秒読み段階を迎えた今だからこそ
世間の情報に振り回されない
自分軸の構築することの重要性が問われている。