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エンジン02のべおか おいしい革命2

講座1は 「のべおかテロワール」
 
パネリストは安藤和津、鈴木久泰、宮川順子、山本益弘、吉田善兵衛
 
山本益弘氏
昨年のエンジン01での延岡との出会いで
延岡市からまちづくり・食のアドバイザーを依頼された
その後延岡と佐伯を含んだエリアで
東九州バスク化構想を立ち上げた
県境を越えた美食エリアの挑戦という構想だ
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鈴木久泰氏は若い時代運輸省から宮崎県庁に出向して
様々な宮崎の知識も持ち合わせていらっしゃる方
東日本大震災や尖閣列島のときには海上保安庁長官と言う
要職で様々な大きな経験をされた方だ
ご自分が福島県いわき市の出身でもあり
延岡といわき市の姉妹都市締結のサポートをされた方
いわき市の内藤藩が延岡になり幕末まで延岡を治めた御縁も大きい
延岡もメヒカリが有名だが
いわき市はメヒカリが市のキャラクターになっているほどだという
 
宮川順子さん
子供のアレルギーをきっかけに食の重要性を実感
それからオーガニックの食品による無添加、手作りを実践
日本味育協会の会長
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安藤和津さん
エッセイストで数々のニュースキャスターも歴任
 
吉田善兵衛
きたうら善漁の店主
 
山本氏は地産地消と言う言葉は良くない
消と言う言葉は浪費のイメージがある
できれば地産地活であってほしい
地域で生産してそれでみんなで支えて地域が活性化する
それが本当だと思う
 
宮川さんの話が面白かった
人間の体の表面、内臓の表面、血管の表面
それはすべて皮膚です
その皮膚の構成要素の8割が油だと言われています
だから油は良いものを使ってください
3歳から9歳で味覚はほとんど出来上がると言われています
できるだけお母さんの手づくりで体によいものを食べさせてあげてください
自分の体をつくっているものは自分が食べた物です
 
安藤さんの話はもっとすごい
今の都会の子供に何のおにぎりが好きかと
焼き肉とかエビマヨとかの答えが返ってくる
つまりお母さんのおにぎりを食べたことがないということです
これでは日本の将来はない
特に東京が堕落していると思うのは
渋谷の排気ガスが充満している中で
子供たちがヤンキー座りでカップめんを食べている光景
 
山本氏
日本人は食を通して自然に感謝してきた
ご飯をよそうといい言葉があるが
これはご飯を装うという言葉が変化したもの
装うという言葉にこれだけ日本人の想いが詰まっているとは・・・・
 
今の日本人の食の乱れは
将来的に日本を滅ぼすことにつながりかねない
宮崎の小学校の運動会でも手作りのお弁当をつくって持っていく家庭は
どれぐらいの割合なんだろう
お母さんがもっと食の重要性を感知して地元の安心安全の食材で
愛情と手づくりのお弁当や食事をつくっていただければと思う
地域への愛着がある人間は
地元の食材の食事を食べた人だと言う統計の結果もある
 
延岡ならではの食の豊かさをもっと感じて
地域循環型の食を通して発信していければ良いと思う
おいしい革命の前に
食の知識の革命を私たち自らが心がけなければならないと強く実感した