喜美松(きみまつ)浅草
最近、伊集院静の淺草の女
の本を読んだ
気っぷの良い淺草の居酒屋のママを書いた本だったが
人生の壮絶さ、切なさ、哀しさが描かれ
また淺草の町の魅力も表現している
とても印象に残った小説だった
浅草は奥が深い
ある人気居酒屋のご主人の言葉だが
移り住んで改めて奥の深さに魅力を感じているという
私もなぜかここ2,3年は時間があると
夜の浅草を探訪する時が多くなっている
お店の名前は喜美松
以前一度行って満席で断られたお店だが
遅い時間なので空いているだろうと電話すると
早くおいで下さい
ラストまで後30分ほどですからと言われ
ようやくたどりついた
電話された方ですかと尋ねられ
指定されたカウンターに座る
つくねとタンを塩でお願い
かしらを味噌で頼む
串も絶妙な塩梅で美味い
トントロ刺しをお願いすると
御主人が一人前では多すぎるので半人前にしてレバーでも
加えましょうかと言われ
何と優しいお店なのかと驚いてしまう
レバーは身体の都合上あまり食べられないのでと話すと
任せて下さいますかと
御主人が自分なりに考えて出していただいたのがこちらの皿
ゆでもつ刺しにしては何と品格があることか・・・・
トントロ、タン、はつ、こぶくろ、玉、そしてレバーは一切れ
一切れのレバーにご主人の思いやりの価値がある
綺麗だ
特にこぶくろ、玉の旨さは光る
レバーは生で食べたい程!
もつ刺しが禁止になった時はもうお店をやめようかとも思ったとか
御主人の田中さん家族でされているので
とても雰囲気が温かで懐かしい
一度でお店と御主人のファンになってしまった!
田中さんありがとうございました!!
又必ず行きます。
裏浅草度 ★★★★☆
喜美松(きみまつ)
東京都台東区浅草4-38-2
03-3874-5471
17:30~23:00
(土曜日曜祭日休み)