小平奈緒と相沢病院
平昌オリンピックでの日本選手の活躍は
目覚ましいものだった。
その中でも私が最も注目したのは小平奈緒選手だった。
所属は長野県松本にある相沢病院というのも珍しい
相沢病院は神様のカルテのモデルとしても知られている病院だ
また地域医療の先駆者ともいわれている
こんな感動のエピソードがある
2009年3月
何とかなりませんでしょうか?
信州大学時代にけがの治療を受けた小平が
大学の結城匡啓監督と共に支援をお願いに行った
2人をサポートしてくれる企業は困難を極めていた
相沢理事長は高いお金は出せないけど、
結城さんの指導を受けて競技を続けることぐらいならなんとかできる
と話をさせていただいたという
2014年ソチの敗北から
オランダのスケート留学を決断したときも
相沢病院からの協力あってのことだった
病院としての対応は海外長期出張扱いにしたそうだ
2年間オランダのチームで活躍したときに
オランダのコーチからフォームをアドバイスされた言葉が
「怒った猫になれ」
この言葉で小平は飛躍した
以来めきめきと力をつけていき500mでは
25連勝の記録を続けていた
絶対本命と言われ続けた女子スケート500m
重圧に打ち勝ちオリンピック新記録となる36秒94をマークした
驚いたのは小平の取った行動だった
観客の歓声に次の走者のために
場内の観客に鎮まるように求めたジェスチャーだ
イ・サンファが最後の走者となった
小平のライバルとしてまた親友として
互いの家へ食事を招待したるする間柄だという
イ・サンファはオリンピック3連覇をかけて臨んだ
結果は第2位
試合終了後の小平がイ・サンファを
抱きかかえながらのウィニングランは
見る者の心をとらえて離さなかった
一生懸命に頑張るスポーツ選手を応援してあげたいという
相沢病院の心意気と
素晴らしき小平奈緒の人間力に頭が下がった!