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雑穀米の元祖 内田弘(ベストアメニティ社長)

健康の代名詞とも言われるのが雑穀米

今やコンビニをはじめあらゆるところで

使用されている大ヒットの人気商品だ

その雑穀米を誕生させた人に偶然天草でお会いできた。

別件でお会いしたのだが

雑穀米のほうが気になって話をお伺いした。

内田弘さんは1957年大分県生まれ

学生時代はレスリングに夢中になった。

卒業後大手生命保険会社に就職すると

26歳で店長に

タバコ1日100本、一升酒も毎晩のように飲んだ

32歳の時に検査すると痛風の一歩手前

肝機能も悪化していて入院した

その時の主治医の言葉が

暴飲暴食で10年で悪くした体は

食生活を改めて10年かけて治すしかない

入院して次第に健康にかかわる会社を作りたいと思うようになった

一ケ月半の入院生活の後は保険会社を辞め

33歳の時にベストアメニティを設立した

 

ある時あわやきびを栽培している農家に

キビを分けてもらえませんかとお願いしたら

売り物ではない、昔からうちで食べているものだとの答え

農家は雑穀が体に良いことを知っている

これは世の中に広まる可能性があると直感した

 

雑穀米のアイデアがひらめいた後

白米とのブレンドを一年かけて数百回のテストを繰り返し

1995年に八種雑穀米が完成したが、だれも見向きもしなかった

デパートやスーパーなのに売り込みに行っても

こんなものは売れない、ごみ見たいだとも言われた

しかし内田氏は今の日本の食生活には雑穀米が必要なんです

とアピールを続けた

通販会社との取引が始まり

雑穀米の知名度はぐんと上がった

国産にこだわるために、全国の生産農家1500件との信頼関係は

家族みたいな絆でつながっている

健康志向の高まり、安心安全などのトレンドも追い風だ

 

人間の歯は32本でそのうち60%の20本が

穀物をすりつぶすための白歯でしょう

肉を切り裂くための犬歯は4本

野菜や果物をかみ砕く門歯は8本です

だから食生活もこのバランスが必要だと思う

戦後日本の食生活は欧米型になり大きくバランスが崩れた

今こそ日本人が長く食べてきた雑穀に戻るべきです

 

内田氏の直感が苦しさの中でも確信となり大きな実績となっている

実践から勝ち得た言葉は私の心の中にずしんと大きく響いた!