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酒のアテ

8月22日

日本経済新聞の春秋に面白いエッセイが・・・

酒場に立ち寄ったのは、いつが最後だったか。

巣ごもり暮らしは当分、続きそうだ。

自宅で安くて簡単にできる美味いアテはないものか、と

お悩みの左党におすすめのレシピがある。

ワカメを油でひすい色に炒め、カツオ節をたっぷり投入

しょうゆで味付けする。

美味である。

ビールにも日本酒にもあう。

体にも良さそうだ。

実はこれ、相当いける口だった作家の向田邦子さんの

随筆に登場する自慢の手料理だ。

いしだあゆみさんにも伝授した。

後日、女優の美しい手の甲に小さな火ぶくれがあった。

コツはわかめの水気をよく切っておくこと。

怠ると油がはねてやけどをしてしまう。

・・・・・

きょうは昭和の庶民の食卓と人情を描いた

名文家の没後40年の命日

彼女が愛した「豚の薄切りとほうれん草の鍋」

をアテに乾杯しようか。

 

私も大好きな向田邦子

またその食のエッセイには並々ならぬ食へのこだわりが垣間見える

酒の肴は少しずつ

できたら海のもの、畑のもの、

舌ざわり歯ざわりも彩りも異なったものが並ぶと杯が進むのをみてきた

あまり大御馳走でなく、ささやかなもので、季節のもの

ちょっと気の利いたものだと酒飲みは嬉しくなるのもわかった

どうも酒の肴は安くささやかな方が楽である

体のためにもいいような気がする

向田邦子の酒飲みのアテについての考えには共感する

さあ、私も今日はどのアテで日本酒を飲もうかな?