ビックマック指数2022
インフレの到来を肌で感じている
毎月上がる電気料金
昨年からどんどん上がる食料品、ガソリン
これにロシアのウクライナ侵攻の影響が拍車をかけていく
西側諸国のロシアからの石炭、天然ガス、原油などの輸入規制
ロシア、ウクライナの穀倉地帯からの輸出も困難な状況だ
アメリカのCPIは2月7.9%、3月は8.5%と
インフレが加速している
そんな中でイギリスの経済誌エコノミストが
1986年9月に考案した経済指数が
ビックマック指数でバーガノミクスとも呼ばれているものだ
2022年2月に発表された最新のマック指数を見てみよう
現在円は128円と20年ぶりの円安局面だが、価格は122円換算で出している
1、スイス 851円
2、ノルウェー 779円
3、アメリカ 709円
9、ユーロ圏 604円
11、イギリス 588円
15、シンガポール 550円
26、中国 467円
33、日本 390円
毎年のようにランクを下げているのが日本だ
今年は33位
指数は日本円がドルに対して約45%過小評価されているのを現わしている
しかし現実には果たしてそうなのだろうか?
アベノミクスで紙幣を印刷して景気浮揚を図った結果が円安で現れ、
世界の先進国は利上げに向かう中
いまだ金融緩和をやめない日銀の姿勢そのものが
円安と資源の輸入で貿易赤字をどんどん膨らませているのが実情だ。
ロシアのウクライナ侵攻の影響が出てくるのはこれからだ
エネルギー危機、食料危機は今後も続く
日本はそのほとんどを輸入で賄っているのが実情だ
貿易収支は確実にどんどん赤字が拡大し
日本の円の実力もどんどん落ちていく
その上日本の賃金は上がっていない
実は日本は年々貧しくなっているのではないか?
多分コロナが収まり、海外に旅行するときにそのことを実感するのだろう
ビッグマック指数を見ていると
そんな沈みゆく日本を案じてやまない!