奈良を音楽の都に・・・(反田恭平)
反田恭平氏は現在、最もコンサートのチケットが取り難いと言われる
ピアニストであり指揮者でもある
またジャパンナショナルオーケストラの会社を2021年に設立し
自ら代表取締役に就任し、様々な活動を行っている
2022年にはJNOドイツ公演
2023年にはJNOイタリア公演を成功させている
そして三期目にして黒字を達成したのである
2021年5月にJNOの音楽活動の拠点を奈良にして
誰もが音楽を楽しめる街にしたいと様々な活動を行っており
個人的にクラシック業界では一番注目する人でもある
その反田恭平氏のTV番組をゴールデンウィーク中に続けてみることができた
5月3日はテレビ朝日の報道ステーションの中で生演奏
シューマンが奥さんのために作曲した「献呈」
愛が一杯詰め込まれている曲だと反田氏は言う
自分の生活の中でも昨年子供ができ
子供に音楽の原体験をさせている
子供たちにとって音楽の環境と原体験が一番大事だと思う
5月4日はNHK朝の全国放送で
奈良を音楽の都に・・ の番組が放送された
具体的な奈良での子供たちに対しての音楽への取り組みを通して
1人でも多くの子供たちが音楽に関心を持ってもらうために
様々な活動を奈良県、奈良市と一緒に行っている
親子での音楽教室や即席ライブなど
そんな地道な活動が音楽と子供たちが触れ合うことで
いい意味の化学反応を見せ始めているように思える
また昨年の11月には東大時での奉納コンサートを
JNOとして開催し、大雨の中だったが成功を収めた
彼の活動は音楽家だけではなく、起業家として見ている面もあり
音楽を通じてだけではなく、これまでの常識にとらわれない
経営者としても先進的な取組と成果をあげているところが素直に凄いと思う
これから演奏家、指揮者、経営者としてどう飛翔していくのだろうか?
ますます楽しみでもある
反田恭平氏は現在29歳、今年9月で30歳になる若者だが
将来は世界の音楽家が奈良で集まり
一緒に勉強できるような学び舎を作りたいのだと話す
日本人の一人として彼の顔がとても頼もしく思えたのは私だけではないだろう