本坊農園(えびの市)
えびの市にある本坊農園に伺った
有機農業で43年の実績がある農家で
私も20年近いお付き合いをさせて頂いている
本坊照夫さん、千代子さん夫妻に話を聞くと
野菜やコメを月々買う全国のネットユーザーも着実に増加しつつある
現在は300名程度だと言われていた
有機で出来た本物の食材を食べると
違いは一目瞭然ではなく、一食瞭然だと思う
だからこそ全国のファンの輪がどんどん広がっているのだと思う
本坊照夫さんはこのようにおっしゃる
私たちの身体は食物からできています。
農業は食料を生産することですが
体に良い食物を生産するためには、
良い土を作り、良い苗を育てることです。
土は人であれば腸であり、微生物、ミネラル、有機物が豊富であり
根毛が張りやすい環境にすることが大切
人の腸も一緒で有害物質を入れないこと、
バランスの取れた肥料分があることです
土の状態は植物を植えてみないとわかりません。
気象条件にも左右されます
こうした中、日々体に良い植物づくりを目指しています。
本坊さんの農業の土づくりは
本坊農園の稲わらを牛に食べさせ、その牛糞を
光合成細菌、納豆菌、放線菌などの微生物で
分解と発酵を行い、埋設炭などで還元し土づくりを行う
そうすることでまいた種から
細く丈夫な毛細根が分解された栄養素を吸い上げ
葉の気孔が良く開き、光合成が促進され
高酸素率のマイナス電子をたっぷり蓄えた植物となる
これが本坊さんの循環農業の考え方だ
オクラの花がとても綺麗
食べさせていただいたが、とても柔らかく、豊かな味だ
収穫は霜が降りるまで続くとか
稲の収穫は10月下旬から始まるそうだ
後は台風の心配だけだとか
えびの米の美味しい新米が待ち遠しい
陽熱処理をした人参の床を見せていただた
陽熱処理をすることで雑草の発生は軽減され
雑草取りは一回だけで済み作業がとても楽になったとか
事務所ではネットユーザー用に野菜の梱包をされている
本坊農園も若い人が増えたと素直に感じる
日本の農業にとって若い人が農業の道に入ることこそが
農業を、日本を元気にする秘訣だと思う
本坊さん夫婦はとても元気だ
自ら納得した栽培方法で、愛情を持って育てた本物の食物を食べているからだろう
農業が人を元気にする
そんな時代が到来するのも近い将来だと確信している