先日福岡のスタッフの打ち合わせのあと
皆で行った2次会の飲み屋で偶然にも江口カン氏に会った
10年ほど前、ある企業の仕事で一度宮崎に来てもらったことがある
印象的な人物だった
その後彼はナイキやソフトバンクなどのCMでACC賞ゴールドやギャラクシー賞
等を取り、今では日本を代表するCMディレクターの一人だ
そんな彼が今観光キャンペーンをやっているんです
おしい!広島県なんですが・・・・・・
その「おしい!広島県」が話題となっている
3月27日ネットで動画を公開したがヤフー動画で初日一位
4月末までにプロモーションサイトへのアクセス数は167万件
予想以上の反響だ
さて内容は
毒舌が売りの広島県出身タレント有吉弘行さんが観光大使に就任
記者会見で 「おしい!広島県」 を発表する
しかし報道陣に批判され、県民も反対の街頭デモ行進
おしい広島県は非難ごうごうの嵐となる
しかし広島県出身の歌手 西條秀樹がおしいはおいしいの一歩手前
と語り流れが変わる
理解がどんどん広がり「 おしい! 」 ブームを巻き起こしていくというストーリーだ
http://www.youtube.com/watch?v=HiiRK8tfZw0
県民も650人参加、広島県出身タレントも多数参加している
制作費は1000万
効果を考えると安いものだ
豊かな観光資源と知名度の低さを逆利用した
まさに自虐ネタを観光プロモーションに利用するというかってない試み
しかもネットを活用してこれだけの反応を集めたのはあと一つの仕掛けがある
プロモーションサイトにはfacebookのいいねボタンではなく
おしいボタンを設置
facebook上で情報がシェアされ一定数に達すると「おいしい」ボタンになる仕掛け
この観光プロモーションを提案した側も面白いが
この提案を受け入れた県の担当者のおおらかさが素晴らしい!
またそれを許可した県の上司も、知事もえらい
この手のプロモーションは一つ間違うと大きな責任問題になるからだ
しかし観光キャンペーンはは遊びの感覚がないと成功しない
制作者側も楽しんで作っている
そんな心意気が見える作品である
そのほか
うどん県、香川県など面白いキャンペーンが少しづつローカルから
ネットを通じて発信しだしている
どちらも今までと違うのはテレビではなくネット上で映像を使うという手法だ
予算効率などを考えると
近い将来ネットが観光プロモーションの主流になっていくだろう
もっともっとユニークな観光キャンペーンが全国的に拡大していき
地方の地域活性化につながっていくことを祈念したい