綾の錦原に香月ワインズという個人ワイナリーがある
場所は早川農園の隣
綾の自然を生かした有機栽培のビオワインを
少量生産で造られている
香月克公(よしただ)さんはニュージーランドのワイナリーで
10年ほど働いた後
色々考えることがあって宮崎に戻ってきた
宮崎市江平の出身なのだが
両親はその頃綾に食用のブドウを栽培していた
そこから綾のワイナリー構想は始まった
ワイナリーの葡萄はそれがベースになっている
葡萄はシャルドネやメルローが主体だが
約40種類の葡萄を作っている
有機栽培だけに苦労は多い
今年はブドウの出来は良かったが。病気が出たために
収穫は昨年より少ない
シャルドネの収穫は終わり、メルローがこれから
これがメルローの葡萄
香月ワインの特色はシャルドネやメルローを核に
10種類を超えるブドウ品種をミックスしていること
しかもすべての葡萄が綾の錦原の風土で自然栽培でできたもの
こんな例は世界中どこにもない
収穫して搾り、6か月自然発酵させて出荷する
熟成ワインも作りたいのだが今の収穫量では無理
ワイナリーの横と裏にある葡萄畑があと3年すると
収穫できるようになるのでその時までは我慢だ
デザインがとても良いが、どのように作られましたかという問いに
うちのコンセプトをまとめて
ネットで世界中のデザイナーに公募した
一か月ほどで出来上がった
最終的なデザインは社員の話し合いで決めたという
一番困っていることは
葡萄の苗木がバブルで高くなりなかなか買えないこと
錦原に宿泊施設が欲しいことの2つ
海外からワイナリーを訪ねてきても宿泊するところがないのがネック
100%綾、風土と人間の手だけで醸されたビオワインは
環境循環型の食の未来を目指しているようだ