メディアの未来(佐々木紀彦)

宮大夕学講座が109日開催された

これは東京の慶応丸の内シティキャンパスと宮崎大学を

インターネット中継で結び

宮崎大学地域デザイン棟でライブで受講できるもの

九州では宮崎大学だけで開催されている

色んな分野から多彩な人物が登場するのも楽しみでもある

 

さて今日は「メディアの未来」と言うタイトルで

佐々木紀彦氏(NewsPicksStudiosCEO)が講演された

 

メディアは今100年に一度の変革期を迎えている

世界最大の新聞社はベスト3は日本の新聞

1位は読売新聞 965万部 2位は朝日新聞 745万部 3位毎日新聞

ただ世界はすでにデジタルに移行している

有料会員から見ると

1位はNYタイムス 280万 2位はウォールストリートジャーナル 139万人

3位がワシントンポスト 100万人 とベスト3はアメリカだ

ただし 日経は60万人と健闘し、子会社となったFT 73万人を足すと

合計133万人となり3位に浮上してくる

何故日本の新聞社の部数が多いのかは

日本しかない日本全国を網羅する新聞宅配システムだという

ただしこれからは新聞もさらに落ちていくだろう

 

書籍は1988年の28000店から2014年の8000店と激減した

ただ書籍はなくなることはないだろう

 

メディアの王者と言われるテレビは

広告料はほとんど減っていなくてキープの状態

ネット企業はテレビ局にCMを出し、相乗効果を得ている

なんだかんだ言われながらいまだにテレビ局は衰退していない

しばらくはこのまま行くだろう

TVのビジネスモデルを作り上げた人は電通の吉田秀雄氏だ

TV局の買切り枠を設けて買取し、ビジネスとして作り上げた

これが今日現在まで機能している

凄いことだと思う

日本で最初のメディアミックスを行った人は日本テレビの正力松太郎氏

巨人軍を新聞とテレビでメディアミックスして大成功を収めた

 

ただ日本のメディアには特有の特色がある

新聞社がテレビ局を子会社化して、政治も絡み

メディアの寡占構造が出来上がっている

これが日本のメディアの変化が遅い点だ

強固なビジネスモデル

新規参入の欠如

年功序列、終身雇用、非プロフェッショナル

この仕組みが変わらない、変われない体質を作っているという

そのため記者などは変化に対応できていない

 

3大ガラパゴス業界と言われるのが

政管、メディア、教育と言われる

その3つのひずみが問題として現れてきているのが現在だ

 

そのため世界のメディア事情と異なるのが日本だ

しかしこれからは5Gの時代となり一挙に革新が進む

そしてコンテンツ黄金時代が到来する

その時には日本ではメディアの苦境が拡がっているかもしれない

 

落合陽一氏とのネット対談でしか佐々木氏を知らなかったが

佐々木氏の講演はメディアをよく理解され

独自のメディア理論も構築されて大変面白かった。

日本はメディアの変化が遅い分、

今の変化に追いつけていなくて、記者たちの資質が下がっているのも

将来大きな弱点として現れるように感じる。

 

世界の大手メディアと通信会社は買収と統合が一段と加速している

ディズニーがフォックスを買収

ベライゾンはAOLと米ヤフーを合併

ディスカバリーはスクリップス・ネットワーク・インタラクティブを買収

スカイはNBCを傘下に持つコムキャストに買収

世界で初めてできたグローバルなテレビ局と言われる

13000億人の会員を持つネットフリックス

そしてアマゾン

通信、メディア、インターネット企業、映像会社

その垣根を越えて世界規模で激しいコンテンツの争奪戦が始まっている!