,  地域活性,  発酵、食育、農業,  経済

新富ライチ(森哲也さん)

宮崎県新富町のライチの生産農家の中でも

シンボル的な存在の森哲也さんを訪ねた

12年ほど前から父が栽培をはじめ

その後を受け継いでやっているそうだ

様々な苦労や試行錯誤がありながらも

ようやく4〜5年前から出荷できるようになってきた

現状では新富町で6件のライチ農家がある

ただ季節限定のライチだけでは生活できないため兼業農家がほとんどだ

森さんもトマトも生産されているようだ

2月頃花が咲き

蜜蜂で受粉させて

摘果作業が続き

5月中旬から6月いっぱいが出荷となる

現状の一番難しい問題は病害虫だ

果実の周りにカイガラムシが付くのを除去するのは

手作業しかない

細かい作業だけに大変手間もかかる

早速ハウスのライチ畑を見せていただいた

鮮やかなレッドが美しい

聞けばタイの品種「チャカパット」で皇帝という意味だそうだ

オレンジ色の物はオーストラリアの品種

色は薄いのだが味は濃厚だそうだ

ライチの木は何年ぐらい持つのかを聞いてみた

中国の文献によると100年は持つと書いてあったので

やり方によっては長く持つのではないか

ただ実をつけすぎると木が老化するので気を付けている

採れたてのライチを事務所で出していただいた

これで50グラムの大きさ

ゴルフボールより大きい

糖度は17度程度あるそうだ

皮をむき食べると

果汁があふれてきてみずみずしい

まさに香りが上品で甘くて美味しさが際立っている

ライチ栽培の面積は約3600坪と驚くほど大規模

森さんのざっくばらんの人柄がとても親しみやすい

今後も宮崎や新富の活性化のために

国富ライチのブランド確立に努力をしていただきたい!