麺フリーク(九州編)

久しぶりに九州各地の麺をご紹介したい
博多、大分、熊本のオーソドックスな麺や個性的な麺を
機会があればご賞味いただきたい
さて博多はいろんな人気の麺がある
豚骨だと元気一杯、あっさり中華系だと郷屋、まさや
独創系だと弦英と言ったところか・・・・
 
どさんこ(博多川端)
 
博多で札幌を食べる
そんな日常が中洲川端にはある
商店街の真ん中あたりに食事時ともなれば行列になるお店がある
まさにオーソドックスな札幌ラーメンだ
あっさりさっぱり、毎日食べても食べ飽きない
こんなお店が豚骨主流の博多に根付いている現実が面白い
今日は醤油650円を頼む
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麺は卵を練りこんだちちれ麺
チャーシューはほんのり赤みを帯びて美味しい
そして全体のバランスがとても良い
調理のお兄ちゃんたちの鍋捌きも丁寧だ
いっぱいいっぱい真心を込めて作っている
地味だが博多の街の良心ともいえるラーメン屋さんだ
 
日常度  ★★★☆
 
どさんこ
福岡市博多区上川端町4-229
11:15~19:55 無休
 
 
想夫恋 (大分日田市)
 
日田焼きそばのルーツとも言える店
日田の総本店にお邪魔したが外観はまさにファミレスの感じ
駐車場も広い
入った途端異常な活気
店員さんの焼き姿がカッコ良い
顔はみんな真っ赤になりながらそばを焼き上げている
この技術を習得するには早くても3年はかかるという
今やこのグループは九州管内にどんどん成長を遂げている
関東には横浜にお店もあるほどだ
ここの焼きそばの具は豚肉ともやしとネギだけのシンプル
それだけに勝負は素材の良さとと焼き上げる技術力
むろんソースはもちろんであるが・・・・
生麺は焼き上げる感じでしっかりと炒る
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そして鉄板の上にジュージューの状態で出てくるのだ
価格は840円と予想以上に高いが
それなりに全体がソースとしっかりなじんでいて旨い
B級グルメの人気とともに日田の活性化の素にもなっているのがうれしい
 
ジュージュー度  ★★★
 
想夫恋 
日田市若宮町416-1
0973-24-3188
11:00~21:45 無休
 
 
天外天 (熊本)
 
熊本の鶴屋デパートの裏通り
屋台みたいな造りのラーメン屋が深夜でもにぎわっている
麺が登場するとき
焦がしにんにくのパウダーが
親の仇にのように振り掛けて出てくる
そのため見た目は美的とは思えない
これだけは疑問だった???

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醤油ラーメン 650円
一口食べた旨さが劇的な印象だ
完成度が高い
スープは豚骨、鶏がら、豚バラをミックス
麺は中太ストレート麺、チャーシューも良い
久しぶりにうまいラーメンを食べた満足感がある
旨味とコクのバランスが癖になる感覚だ
びっくりした
ここ半年食べた中で一番、印象度の高いラーメンだ
しかし次の日の仕事があればここのラーメンは控えめに・・・
にんにくの香ばしい臭いが翌日もなかなか抜けない
それほど強烈でもある
今度はガーリックパウダーを少なめにしてと注文したい
熊本に行く機会があればぜひ・・・・・・
 
まいった度 ★★★★
 
天外天 (熊本)
熊本市安政町2-15
096-354-8458
18:00~26:00

愉快!爽快!痛快!下町ロケット

手に汗握る企業エンターテイメント小説だ
若干漫画チックな場面もあるが
そんなことも許せるほどの読書後の爽快感がある
特許訴訟、銀行の貸し渋り、弁護士、M&A、キャピタルファンド
そしてライバル企業、大企業
等を絡めながら物語が進んでいく過程は
今の日本の中小企業が置かれている問題点を浮き彫りにしている
会社とは何か?夢とは?プライドとは?
ものづくり日本の原点を深く考えさせられる小説だ
 
池井戸潤(いけいどじゅん) 1963年6月岐阜県生まれ
 
慶応大学(文学部・法学部)卒業後三菱銀行入社
その後作家活動に入る
1998年  果つる底なき   第44回江戸川乱歩賞受賞
2010年  鉄の骨      第31回吉川英治新人賞受賞
2011年  下町ロケット   第145回直木賞受賞
 
ロケット開発に夢をはせ失敗した佃は
父の後を継ぎ町工場の経営者に・・・・
突然の取引先からの発注見直し
ライバル企業からの戦略的な特許訴訟、
銀行の貸し渋り
弁護士の選択
降りかかる難問、それを葛藤し悩みながら切り開いていく姿が
とても感動的だ
ナカシマ工業との裁判に勝つ場面などは『ざまあみろ!』と拍手喝さいだ
 
そのころロケットプロジェクトを推進する帝国重工は一瞬の差で
特許が取れなかった事に愕然としていた
その特許を持っていたのはわずか200人足らずの町工場 佃製作所だった
帝国企業の財前部長は特許権売却での話をスタート
佃社長は迷いながらも拒否
再度財前部長は特許使用権の話を持ち込む
佃社長は悩みながらも話を断り、あくまでも製品納入のチャレンジをしたいと話す
とまどう町工場の社内の人間模様
対する大企業の論理
仕事に対する誇りと夢、現実的なお金と生活の挟間で揺れ動く人間たち
 
すべてがバラバラになる社内危機を乗り越えて
佃製作所はロケットエンジンのキーテクノロジーのバルブシステム納入に挑んでいく
そして佃社長は再びロケットの夢にチャレンジしていく
 
個人的に好きなのは帝国重工の財前部長だ
切れ者と言われ自信満々だった部長は佃社長とのやりとりのなかで
徐々に気持ちが変化していく
佃品質への驚き、部下の裏切り、それらを乗り切り
そして最後は藤間社長を前にした役員会でのプレゼンテーションで
バルブシステムの佃品質の高さと他社の動きも捉えながら
佃社長のロケット開発の失敗の経歴を披露する
そのロケット開発を受託していたのが帝国重工の藤間だったのだ
そしてロケットプロジェクト、スターダスト計画の
すべての製品の内製化の方針の藤間社長を説得する
今回だけ例外を認めてください・・・・
との一言は胸を打つ
 
その上司の水原本部長の深さもクールだ
彼が嫌いなものは3つ
負けと妥協と言い訳だ
それは仕事のやりかたに表れている
担当には精一杯仕事をやらせながら
次の手もしっかり打つしたたかさ
先回りと深読みの感覚と手法
しかもそれを部下たちには決して感じさせない大人の風格がある
 
敢闘賞は佃製作所の殿村さん
銀行出向でありながら佃製作所の立場になって
佃社長を理解しながら全身全霊でとことん守っていく
涙が出るほど生真面目でぶきっちょで温かい
トノー かっこいい!
 
佃社長は言う
仕事は2階建ての家のようなものだ
一階は飯を食うため
そして2階は夢を追う部分だと・・・・
 
夢か現実か?誇りか金か?
等心の中では揺れながらも最後の一線だけは越えなかった佃社長の信念
最後のハッピーエンドが
こんな時代だからこそなおさら輝いて見える
 
今まさに日本が問いかけられている様々な問題を
この小説はすべてを網羅しているようだ
仕事に対する夢とロマン
想いは実現するという強き心が一番だ
読み終わった後の爽快感が明日の日本の希望になる
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神子原米(高野誠鮮氏)

能登半島のくびれのところ
富山県氷見市から山のほうへ昇って行くと
そこが石川県羽咋市になる
その山の中に神子原という集落がある
以前は1000人以上いた集落も169戸の500人ちょっとになってしまった
高齢化も50%を突破して
文字通り絵に描いたような限界集落
高いところは標高400メートル民家があるのは200メートル辺り
その中に110ヘクタールの農地が点在している
田んぼが80ヘクタール、畑が30ヘクタールだ
 
この集落も農業では食べていけないため徐々に疲弊していった
その理由は2つ
自分の農作物に値段をつけることができない
そしてあと一つは他と比べて収穫量が非常に低い
一反部 6.5俵がやっと
ほかの平野では10~11俵と量で負けてしまうのだ
 
組長にこの限界集落を何とかしろと言われて
高野誠鮮(たかのじょうせん)氏は考えた
 
農家の現状の補助金の自転車の大きな両輪をすべて外そうと・・・・
普通の公務員ではこの発想はまず自ら消してしまう
それほど大胆な発想だった
それを果敢に説得した
役所の補助金はいらない、農協の補助金もいらない
そして自分たちで自活自立できるような村づくり、農村集落づくりを目指して
行ったのだ
 
高野氏の考え方はこうだ
疲弊する村とは自分の半分に痩せ細った手である
これをどうするかは2つの方法がある
一つは簡単、外科手術である
腕を切断する方法だ
そして限界集落の人たちを移住させ、平野におろす方法だがこれはしなかった
 
あと1つはリハビリを行いながら運動をし腕を動かし
血液を徐々に流していくこと
人間の体というのはうまくできている
必要なところに必要な血液が流れれば体は元に戻る
つまり血液とは金です
必要なところに必要なお金が流れ込めばその地域は元に戻る
そう考えました
 
さてリハビリと運動を彼はどのように行っていったのだろう
その対策とは驚く仕掛けでもある
 
①女子大生との交流
 
国土交通省の事業を使ってやったものだが
女子大生に条件を付けた
酒が飲める女子大生という条件です
おじさんたちも大喜び
この女子大生を受け入れた家庭だけが毎晩毎晩晩酌をするようになった
そして様々な交流が生まれ大学生のファンも増えていった
結婚した、赤ちゃんが生まれた
と報告に来る若者も増えていったのである
限界集落の夜は早い
それが酒が飲める女子大生がいる
そのことだけで限界集落の夜を活性化したのである
何とも愉快で楽しい発想ではないか!!
 
②米のブランド化
 
ブランドを決めるのは生産者ではなく消費者
そのことで着目したのが地名
神子原(みこばる)
the hilands where the son of God dwells
これを翻訳したら出てきたのがキリストでした
神の子 それはキリストを意味します
キリストが住む高原という意味になるのです
 
バチカンにすぐ手紙を書きました
ローマ法王が1%でも召し上がっていただける可能性はございませんかと・・・
大使館からすぐ反応があり、話をしたら
大使、並びにカレンガ代理大使が日本にそんな聖なる地名が残っていたんですね
神子原の村は小さな村なんでしょう
私たちのバチカンも800数十名足らずの小さな世界で一番小さな国
その架け橋をしますと言って
平成17年10月24日にローマ法王のところに
日本からのお米の献上品ですと言って初めて認められた一品になったのです
 
日本の小さな集落のお米がローマ法王に献上しブランドになる
まさしく世間がアッと驚く発想である
 
そしてその活性化は自然な広がりを見せている
酒造メーカーと組んでの4合瓶 33600円のお酒や
農家カフェ 神音(カノン)の開店と口コミの凄さと活気
 
日本の農業が危ないと言われて久しい
限界集落がどんどん増えて農業がすたれていくと言われて何年たつだろうか?
農業の就業年齢は高齢化し
農業の就業人口も激減の状態だ
コメの関税率は77.8%
外国から農業を守るためにシンボルでもあるコメを高い関税で守ってきた農業が
まさに日本内部から崩壊してきている現実を日本の農政はどう反省するのだろうか?
 
その中で限界集落の農業を活性化させた功績は見事である
地域の人々の情熱と逆転の発想で日本の原風景を回復する力が少しでも強くなれば
願ってもないことだ
 
 
 
 

リスクのシーソーゲーム

アメリカと欧州の経済危機が重なってきている
すべてのモザイク的な経済現象を当てはめてみても
今や世界経済の未来は暗雲が垂れ込めていると言ってもいい状況だ
ペーパーマネーを刷りました分だけ
紙幣の価値がどんどん下落し
投機マネーは
原油、穀物、貴金属などの実物資産に徐々に移行しつつあるように見える
銀は30年来の高値を4月に更新し
金は8月に史上最高値を日々更新中
異常気象と新興国の旺盛な需要で穀物も不気味な動きである
 
S&Pによるアメリカの国債格下げは第一弾でしかない
様々なアメリカの国内リスクが表面化してくるのは今からだ
そのたびに株価が乱高下していく
 
欧州圏も危機的な状況だ
ギリシャからスペイン、イタリアに飛び火した
国債の利率はどちらの国も6%台に上昇
 
怖いのはユーロ圏における両国の経済規模である
両国合わせて3割の大きさなのである
イタリアの公的債務は対GDP比で120%の88兆円(1ドル80円換算)
そのうちフランス系銀行が31兆6000億円、ドイツ系は12兆4000億円
スペインにおいては
ドイツ系銀行が14兆5000億円、フランス系が11兆2500億円とドイツ、フランスがずば抜けている
イタリアに飛び火した場合のドイツ、フランスの影響はユーロ圏
自体がドミノ倒しの共倒れ状態になるほど大きいのだ
それがフランス国債格下げの噂となって世界のマーケットを駆け巡った
 
8月14日ECBはあわてて両国の国債を2.4兆円買い
何とか危機を回避、なんとか均衡を保っている状況だ
ユーロ危機とフランス国債格下げのうわさをシャットダウンしようとしたのが
8月16日のメルケルとサルコジの会談だった
しかし目新しさがなかったこともあり欧州危機はまだくすぶっている
 
この会談直前に元イギリス首相のブラウン氏は
現在の枠組みではユーロ存続が不可能であることが明らかになったと発言した
 
残念ながらアメリカも欧州も行っている金融政策すべてが先送りである
良くなる見込みのない病人を人工呼吸や点滴で命を持たせている
そんな気がしてならない・・・・・
まさしくリスクのシーソーゲームだ
 
まだまだドル、ユーロ、ポンド等の通貨の価値は減価していき、だぶついたお金は実物に流れていき世界的なインフレになる
そして何かのちょっとしたきっかけ次第で
不安の共振が起き
ユーロかアメリカで世界を震撼させる金融津波が
全世界を駆け巡る予感がしている
資本主義の崩壊という歴史的な目撃者になる日も近いと気になっているこの頃である
 
 

京料理 宮川(宮崎市)

久しぶりにお昼に和食を食べに・・・・
宮崎市の中心部の橘通り東3丁目のバス停の前に
サダヒロという洋服店があるがそこの2階
以前は喜泉さんだったが移転して新しいお店になった
味も評判が良いようで今日はお試し
電話をしたら満杯だったので・・・・
少し時間をずらしてゆったり昼さがりの食事
 
ここの以前のお店の雰囲気が好きだったが
前の店の良いところはそのままに少し手を加えられたよう
ご主人は都城出身
神戸の京都料理の和食のお店で12年修行してこちらへ帰ってきた
奥さんは関西の方
 
注文はミニ懐石(2000円)と市松弁当(1500円)
ミニ懐石は
最初は鱧の煮コゴリ
次にえび真薯
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白身と赤身の刺身
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天ぷら、レンコン饅頭、野菜の炊き合わせなど
見た目の色の鮮やかさも楽しい
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市松弁当のほうもとてもおしゃれ
味も素材の良さを引き出す繊細な味付け
これに小鉢と刺身がつく
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ミニ懐石の最後のデザートが心地よい裏切りだった
薄茶にデザート3点盛り
果物、和菓子、そしてジェラート
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意外なサプライズは心を楽しくする
ランチの最後は薄茶で・・・・
とても良いアイデアだと感じた
この料理でこの価格はファンが増えていくだろう
それほどCPが高い
 
最後に席を立つと一生懸命,鱧切をしていたご主人が
出てきてご挨拶
まだお店を出して2か月余りということだった
また遊びに来ますと言って帰ってきた
 
最近よい和食のお店がどんどんなくなっていくことに寂しさを感じていた
なんとか頑張ってしっかり根付いて欲しいと願う
こんな和食の新しい店がどんどん増えていくことを期待したい
食は街の文化なのだから・・・・・
 
彩り度 ★★★☆
 
京料理 宮川
宮崎市橘通東3丁目2-4サダヒロビル2F 
0985-26-0001
月曜日 休み
 
 

日本の10番

なでしこの活躍が気合を入れた
松田選手の魂が背中を押した
そんなことを思わず感じてしまうような日本の圧勝だった
 
日韓戦と言えば両国ともよく燃える
ワールドカップ予選直前の前哨戦とはいえ10日の札幌ドームのチケットも完売
両国とも気合十分だった
 
昨年ドイツですい星のように現れたと言われた香川真司は
けがを克服してドイツの試合に2日前の8月8日出場した
1ゴール、1アシストの香川の活躍に
ドルトムントのユルゲン・コップ監督は
香川の傑出した才能によってゴールがもたらされた
万全のコンディションになればまだ良いプレイができる選手だと
皆が知っていると褒め称えた
 
ドイツでもまれた自信と技術はけがを超えてどのように
進化しているのだろうか?
 
試合が始まった
前半35分、遠藤が体を張ってボールを奪う
ペナルティエリアにパス
李忠成がヒールパスで後ろに落とす
ボールを受けた香川はボールを巧みに操り
ディフェンスの一瞬のすきをついて右足で流し込んだ
ボールを受けてからの連続のリズムコンビネーションが見事だった
 
後半8分
左サイドを突破した駒野がシュート
こぼれ球を清武が本田にショートパス
前半キックを外していた本田がここぞとばかりの狙い澄ましたシュート
少し後ずさりしながらのキックは高度の技術だが
本田ならではの存在感、貫録のシュートだった
 
3点目はセレッソコンビ
香川から清武にパス
清武がタイミングを見計らってゴール前に走りこむ香川にパス
香川は少しボールを浮かせてゴールを奪った
ゴールセンスとゴールの嗅覚を感じさせるものだった
 
完勝だった
シュートは日本23、韓国20だが
ボール支配力、対応力、存在感、すべてのおいて韓国を圧倒した
数々の戦いを行ってきた宿敵韓国を一瞬で追い抜いてしまった感さえする
 
日本選手がどんどん世界に出ていきはじめて数年間だが
その若きチャレンジ精神がようやく花を咲かせようとしている
若き挑戦者達には草食男子という言葉はない
ますます日本は強くなる
 
ドイツ誌 『 ビルト 』 は香川のことを
ドルトムントの新しい支配者と呼んでいる
ユルゲン・コップ監督は逞しくなった…と絶賛した
 
小柄な172センチの身長だが
逞しくなった22歳の香川はけがを超えてより大きくなった
バランス、ゴールの嗅覚、ドリブルセンスなど新しい日本のサッカーのシンボル選手に成長した
ザッケローニの日本代表を世界の更なる極みに連れて行く新しい司令塔でもある
 
 

GO GRAY

もめにもめ、最後までもつれた
米国債務上限法案もやっと期限の8月2日に成立した
まさに綱渡りだった
 
その2日後オバマ大統領は8月4日に
50歳の誕生日を迎えた
 
アメリカの経済も失速したまま
リーマンショックの金融危機で
12兆ドルの財政発動、2度の金融緩和
2.3兆ドルの米国債および住宅ローン債権の購入を行ったが
目に見える経済の復活はまだまだ遠い
 
アメリカの成長率は今後も低く
高止まりする失業率はより構造的なものとなる
債務と財政赤字に対する不安は解消されず
各付け会社もいつ米国債を引き下げるのか時期を見計らっているようでもある
 
2010年12月まで財政顧問を務めたローレンス・サマーズは
今のアメリカは1990年代の日本の失われた10年の
半ばまで来ているような気がすると発言した
そして支持率は今までの最低の42%となった
 
オバマの心情を表しているのが白髪だ
大統領になって白髪が少しずつ増えていくのが気になっていたが
特にこの一年目立ってきたような気がする
 
出身地シカゴの誕生日パーティでは
オバマ大統領からこんな発言があった
 
50歳になってとても気分が良い
少し白髪が増えたけどそれ以外は調子が良い
 
Malia and Sasha say
it makes me look distinguished
Michelle says it makes me look old
 
子供たちはロマンスグレイが素敵だというけれど
ミッシェルは老けて見えるといっている・・・・・・・
 
アメリカのマスコミは
白髪が増え支持率が落ちたのは疑いの余地がない
と手厳しい
 
オバマの行く手は失業率、医療保険制度、支持率などなど
の厳しい現実が待ち受ける
そして来年度の大統領選だ
どのハードルも思った以上に高い!!
そして支持率のみならずドルの急落が世界経済に与える影響も甚大だ

蕎麦や漱石(阿蘇)

阿蘇に知る人ぞ知る噂の蕎麦屋がある
入り口が分かりずらいが
有名な人気の手ずくりパン屋、メルコロの脇の道を入ったところと
言うのが一番わかりやすいと思う
メルコロのパンも手ずくりで大変美味しい
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開店前の11時半前に到着
雑木林の中にある普通の一軒家だ
 
駐車場で少し待っていると真面目そうな
ご主人が暖簾を掛けに出てきた
どうぞと言われ中へ・・・・・
店内も驚くほど木を使ったシンプルなつくり
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ここのご主人の宮川博美さんは
1996年東京で開業して福島県に蕎麦作りに通ったほどの
筋金入りのそば職人
お店の称賛の声を得ながら
そばの栽培に情熱をかける阿蘇の生産者と出会い
あっさりお店を阿蘇に2003年11月に移転したという
ある意味、そこまで蕎麦に命を懸ける人だ
朴訥そうな風貌だが芯が一本入っているように見える
 
今日は玄舞(くろまい)を頼む
粗挽きの皮も混ぜた10割蕎麦
見ただけで
蕎麦の力、自然の力が食べる側に伝わってくるよう
アルデンテのそばをまずは塩で・・・・
塩がそばの香りと蕎麦の甘さを引き立てる
蕎麦が語りかけてくるような感じになる
そして野趣味溢れるこの蕎麦は凛として気品さえ漂う
まさに大地の恵みの力を感じていただきたい蕎麦だ
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蕎麦に魅せられ
ご夫婦で移住をし阿蘇で淡々と蕎麦を打ち続ける
ここのご主人はまるで求道僧みたいな方である
阿蘇の大自然から生きる力を貰っていますと
謙虚でありながら大自然に感謝し、寄り添って生きる姿に
私も感動させられた
 
仕事、家族、お金、などなど俗世で生きている私にとって
漱石のご主人の生き方には何の外連味もない
一体人間の幸せってなんだろうと
問いかけながら大自然の中をドライブした阿蘇路になった
 
 
求道度  ★★★★☆
 
蕎麦や漱石
 
南阿蘇村河陽3781-1
11:30~16:00(売り切れ終了)
火曜水曜休み
 

森の木琴(CM)

久しぶりの心に残るCMだ
日本のCM作品で素晴らしい快挙となったのが
森の木琴のCM
 
NTTdocomoが四万十ヒノキの間伐材を利用した携帯発売のために
制作したものだが6月に開催されたカンヌ国際広告際で
サイバー部門で金賞
フィルムクラフト部門(サウンドデザイン) 金賞
フィルム部門で 銀賞と3部門で受賞した
 
この曲を奏でるために並べられた鍵盤の数は413枚
しかも間伐材だ
角度12度の森の斜面に44メートルの木琴の鍵盤が作れる環境はなかなかない
その場所が見つかったのが福岡県嘉麻町の森だった
 
CM完成まで9回も試され
その度ごとに鍵盤を並べなおした
木球の球がゆったりと転がり落ちると
森の中に響く澄み切った音
音楽はバッハのカンタータ第147番 『主よ、人の望みの喜びを』
耳なじみのクラシックが森の中で響き渡り清冽な印象を醸し出す
途中たどりつくかな?と
こちらがやきもきするほどの木球の動きは
赤ちゃんを見守るような親の心境にも似ている
そして最後の木球の着地は見事だと言うほかない
思わずにっこり、心が癒されるCMだ
 
3月にネットで流され大きな反響がありテレビでも放送した
 
このCMの監督をしたのが
武蔵野美術大学 基礎デザイン学科の 菱川勢一教授
彼はブログの中でこう言っている
 
その撮影はほとんど『奇跡を狙いに』粘った4日間
人が手で作ったものを合成やCGに頼ることなく映像化する
この4日間に味わった現場での
鳥肌が立つような感覚は
しっかりと映像に捉えられています
この撮影の準備のため九大学生有志が中心となって
本当に頭が下がるような実験を毎夜続けていました
天気、気温、湿度など様々な条件・・・・・
ため息がでるほどのリスクのある撮影でした
デジタルエンジニアリング全盛のものづくりに一つの提案をするような映像です
 
押し寄せるデジタル、返すは人の心なり
という言葉が私は好きだが
まさに日本の職人技と自然が一体化したCM
今だからこそ作らないといけないCMだと思う
関係者の皆さんの発想の遊びの感覚の見事さと
それを現実にしっかり落とした偉大なチャレンジ精神に拍手を送りたい