奥田シェフのステップとスピード

大吟醸を楽しむ会スペシャル 『 アルケッチァーノ イン ミヤザキ』
が3月3日にシーガイア サミットホールで開催され
大成功で終了した
その内容はまた詳しく報告をすることにしたい
 
奥田政行シェフと3日間一緒に動いたが
私にとっても大変興味深い体験だった
奥田さんとの出会いは
昨年の2012大吟醸を楽しむ会でロケハンに来られ
それが御縁で一度鶴岡のアルケッチァーノに食べに行き
生産者のところを案内していただき
今回の打ち合わせをさせていただいた
ピュアな人だとは感じていたがそれ以上だった
私が感じた奥田流3つのポイントを紹介したい
 
1、素材を見極める力
 
どこが彼の頭を触発するのか
宮崎の農産品の直売所に連れていくと
瞬間でひらめくのだろう
奥田さんの脳の直感が働く食材をかったぱしから買いまくる
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前日の座談会で宮崎の在来作物の糸巻大根を発見するやいなや
これ10本欲しいと子供のように目を輝かせる
素材から連想する味のインスピレーションが彼の頭のなかを駆け巡る

メニューはそれでどんどん進化する

その変化を目の当たりにするのが大変楽しかった
 
2、調理スピードとステップ
 
驚いたのが料理の手早さだ
じっくり調理風景を見させていただいたが
本当に手早く要領が良い
調理をしながら小まめに片づけをしていく
手早いですねと聞くと
世界のトップシェフの中でもスピードは評判なんです
そして大事なのは調理場でのステップだとも
と言われていた

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食材探し、調理場、準備、チェック、料理の説明、お客の対応、サイン会、
そして取材、撮影とパニックになるぐらいの忙しさ
そしてその中で全国からかかってくる電話の受け答え
大丈夫ですと
それをすんなり乗り越えて
愛想よく応じていただいている余裕こそが奥田さんの真骨頂かもしれない
こんな味になるよと
調理場では奥田さんが作って試食もさせていただき嬉しい感動
さらに本番ではスタッフにこっそり差し入れをすると言う心使い
奥田さんの常に頭と足はフル回転
ホスピタリティとスピード
素晴らしい動きとステップだ
 
3、純粋な想い
 
日本を元気にするのは食べ物と農業だと信念を持っているのが奥田さん
農業を元気にするために
今庄内で行っていることは農業に従事する人の収入を
400万にしようとする運動を行っているそうだ
農業に若者や後継者がいないのは収入が少ないから
それをアップするのに必要なことは
飲食店の素材の単価をアップしてあげること
それが飲食店にできることだと言い切る
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農業収入400万運動は
情熱を持ち、庄内地方の活性化の実践を手掛け
世界に幾度となく行かれている奥田さんならではの凄みなのだ
まさにこれが実現すれば農業の活性化は一気に広がっていく
 
奥田さんはとてもナチュラルで謙虚で純粋だった
最後まで誰とでも同じ目線で接していただいたことにスタッフ人員感謝である
スタッフのライターが頓珍漢な質問をすると
私の横で見て感じてください
等優しい一面には感激!
 
奥田さんの印象的な言葉は
庄内は食の都
宮崎は食の王国だと
横綱級のエースがたくさんいると・・・・・
 
近い将来、実施予定の宮崎の食イベント
での奥田さんとの再会が今から楽しみでもある
『大丈夫です!』と答える奥田さんの声のトーンが耳に残っている