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世界を目指せ!

世界に出ないと世界一になれない!
どこかで聞いたような言葉だが
今日本の若きスポーツ選手が世界で大躍進中だ
 
シーズン入りして2か月で8勝
今や押しも押されぬヤンキースのエースの風格さえ漂う
田中将代 26歳
 
世界のテニス強豪相手に
年々成長を進化させている錦織圭 25歳
 
そして6月1日に
アメリカツアー初優勝を成し遂げた松山英樹 22歳
 
この3人に共通しているのは強靭な精神力と野性味だ
今回注目していたのは松山だ
松山を見ているとゴルフマンガ 風の大地 をなぜか思い出す
あの主人公になんとなくだぶるものがあるように感じてしまうのは私だけだろうか?
 
昨年松山は日本の賞金王となり、本格的にアメリカPGAツアーに参戦した
先週は最終日まではトップだったが
最終日に崩れた
しかし松山がアメリカでやれる手ごたえをしっかり感じていた
 
さて今週のメモリアルトーナメント
ジャックニクラウスが設計したゴルフ場で
ジャックの目の前でプレーするトーナメント
ある意味準メジャーとも言って良い
最終日15番のバーディで
優勝が目に見えてきたかの16番
6アイアンのフルショットでグリーンを狙ったショットは
風の影響とミスショットで池ポチャ
ここからが松山の凄みだ
しっかり前を向き何事もなかったようにショットをした
結果はダブルボギー
そして17番のボギー
これで優勝は松山の手から滑り落ちそうに見えた
しかし18番のバーディでなんとかプレイオフに持ち込んだ
 
プレイオフでは松山は折れたドライバーが使えず
3番ウッドでバンカーに入れたが
相手はクリークに入り楽になった
松山の2打目がグリーンサイドの観客の足に当たりラッキーな場所にぽとり!
これをアプローチで寄せ最後のパットを気合でねじ込み優勝を飾った
何となく松山らしくないドタバタの感のする優勝だったが
まだ22歳の若者
日本での4人目のPGAツアー優勝に嬉しく思う
 
ニクラウスは松山のプレイを見て
体の大きさ、テンポの良さ、精神的な強さが際立っている
日本選手としてはジャンボ尾崎が体が大きかった、青木は背が高かった
しかし強靭ではなかった
石川遼は少し小柄だ
その点体が大きい松山は特に力を込めなくてもコースを攻めていける
それに冷静だと絶賛!
 
ニックファルドはCBSテレビのインタビューに答えて
彼は将来のメガスターだ
肉体的、精神的、技術的に強いものを持っていると褒め称えた
 
松山の初優勝は石川遼にとっても
大きな刺激となる
ただ松山にとってこの優勝は単なる通過点でしかない
松山だからこそ
その先を見据えて大きな目標に邁進してほしい
その実力を松山は持っていると確信している