金子みすず記念館
山口県長門市
一度長門市の豊かな海づくり大会の視察に訪れたことがある
大会の視察だったので町の印象はほとんど記憶がない
今回は2度目の長門市への訪問
今、人気の金子みすず記念館へ
金子みすずは
大正末期の童謡会において
彗星のごとく現れ、ひときわ光を放った人
自然の風景や目には見えないものにまで温かいまなざしを向け
やさしさに貫かれた作品は
私たちに大切なメッセージを伝えてくれているようだ
20歳で作品を発表をはじめて
26歳には亡くなってしまった金子みすず
その後50年ほどは存在自体も埋もれたままだった
東日本大震災後のACジャパンのテレビCMに流された詩が
こだまでしょうか・・・・
が人々の心にこだまとなって静かに全国に広がって行く
こだまでしょうか・・・・・
「遊ぼう」っていうと
「遊ぼう」っていう。
「遊ぼう」っていう。
「ばか」っていうと
「ばか」っていう。
「もう遊ばない」っていうと
「遊ばない」っていう。
そうして、あとで
さみしくなって、
「ごめんね」っていうと
「ごめんね」っていう。
こだまでしょうか、
いいえ、だれでも。
人に影響を与える言葉の大切さをさりげなく歌った詩だ
金子みすずの部屋を再現してあった
私は個人的にこの詩が好きだ
蜂と神様
蜂はお花の中に
お花はお庭の中に
お庭は土塀のなかに
土塀は町の中に
町は日本の中に
日本は世界の中に
世界は神さまの中に
そうしてそうして神様は
小さな蜂の中に
金子みすずのスケールの大きな自然観や世界観が
やさしいまなざしと共にに伝わってくる