小鹿田(おんた)焼
日田の中心部から車で30分ほど行くと
皿山の集落がある
ここが小鹿田(おんた)焼きの里である
小鹿田焼きとはどのようなものなのか?
16世紀末の豊臣秀吉の朝鮮出兵で
一緒に戦った黒田長政氏が
朝鮮から陶工を連れ帰り、
福岡で始めたのが小石原焼である
その小石原焼の陶工 柳瀬三右衛門を招き
黒木十兵衛によって開窯されたのが小鹿田焼きの始まりだそう
昭和29年、39年には
英国のバーナード・リーチ氏が逗留し
作陶したことでも有名になった
現在小鹿田焼きはわずか9軒で伝統が受け継がれている
何とものどかな山里である
雨の日だったが
開いている窯元にお邪魔してきた
全ては家族の手仕事だけで伝統を守っているそうだ
日常使いで使える素朴なお皿や茶碗が多かったが
どの窯元も作風が似ているのも伝統を受け継ぐ秘密かもしれない
平成7年には国の重要無形文化財に指定された
せっかくここまで来たのだからと普段遣いの皿とご飯茶碗を買ったのだが
お皿は使ってみると何でもよく合う!
焼き物に興味がある方は
一度訪ねて行かれると良いだろう