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成田悠輔(22世紀の民主主義)

成田悠輔氏の発言が明快で面白い

人々が蓋をする日本の社会問題を鋭い分析力で

スパッと切っていく異色の賢人だ

その成田氏が「22世紀の民主主義」の本を出した

現在の問題定義から始まる

経済と云えば資本主義

政治と言えば民主主義

この両輪で回してきたのが日本をはじめ今の先進国である

勝者を放置して徹底的に勝たせるのがうまい資本主事

それゆえ格差と敗者も生み出してしまう

生まれてしまった敗者に

声を与えるのが民主主義だ

暴れ馬・資本主義に民主主義という手綱を掛け合わせることで

世界の半分は営まれてきた

何というわかりやすい視点なんだろう

もやもやした気持ちが吹っ切れた感覚だ

次は問題の深堀だ

今世紀に入ってから20年強の経済をみると

民主主義的な国ほど経済成長が低迷し続けている

リーマンショック、コロナ禍で

経済の失墜により危機に陥った国はことごとく民主主義国家だった

加速する民主主義の劣化に伴い

民主国家の経済も閉鎖的、近視眼的になってきた

SNSの浸透、政治的イデオロギーの分断

金融危機、ウィルス感染など今までの常識を超えた

速度と拡がりで反応が爆発している

2人3脚の片足 民主主義が重傷である

問題解決の構想

無意識データ民主主義

方法としては2段階

1)民意データに基づいてどのような成果指標の組み合わせ・目的関数

を最適化したいかを発見する

2)1)に基づく政策的意思決定と政策立案

こうすると選挙は民意データの一つとして格下げされる

構想の結論もしくは予測

無意識民主主義と言う雑草が

既得権益、中間組織、古い慣習で身動きが取れなくなっている

今の民主主義を枯らし

22世紀に向けた土壌を肥やす

民主主義のルールを変える必要があると考えている人は多いだろう

しかし声を挙げて

独自の解決方法の一つを提言したことが大変大きい

私も含め現在の資本主義と民主主義の在り方と解決策を

模索したいと考えている