
鶴岡八幡宮(鎌倉)
鎌倉のシンボルともいえるのが鶴岡八幡宮である
鎌倉駅から参道を歩いていくと
15分ぐらいで着くので丁度良い散歩コース
インバウンドの外国人の姿が大変多いのが目についた
鶴岡八幡宮は
源氏の守り神として11世紀後半に創建され
鎌倉武士の守護神となる
1192年に源頼朝が征夷大将軍に任命され
鎌倉幕府が正式に樹立
初代将軍 源頼朝ゆかりの神社としても名高い
鎌倉幕府の歴史的意味は
京都の貴族中心の朝廷から武士による統治へと大きく転換したことである
そのシンボルの場所が鎌倉だったのである
そして武士道の基礎となる実用的で質素な美意識が
独自の豊かな鎌倉文化を生み出していったのだ
鳥居を入るとすぐ、左右に蓮の花がある池がある



階段を上ると本殿が現れる
何故幕府を鎌倉したのだろうと考えてみながら
そこから鎌倉の全景を眺めるとその理由がわかる
北東西を山に囲まれ、南には相模湾が拡がり、
敵が攻めにくい場所だったことも理解できる
鶴岡八幡宮は家康以来、江戸幕府による
幾度かの修造が繰り返されてきたことからも
江戸幕府の神社に対する崇敬の篤さが伝わってくる

鎌倉の町に溶け合っている鶴岡八幡宮を歩きながら
悠久の時を超えて
武士道の形を作り上げた
鎌倉武士の矜持みたいなものを感じた

