経済

Chat GPTの衝撃

昨年2022年11月30日に

アメリカの人工知能(AI)研究所オープンAIが

発表したChatGPTが話題沸騰となっている

何とわずか数日間で100万人を超えるユーザーを獲得した

ChatGPTは過去の数々の膨大なデータを読み込ませて

高い自然言語処理能力があり

日本語にも対応している

人間並みに自然な文章を生成できる、

いわば言葉のプラットフォーマーだ

様々な質問にも的確な答えが返ってくるのは驚きだ

IT技術者からも有能すぎると衝撃を与えている

ただまだ不完全なところや間違いがあるのも多いのも事実である

間違いなくブレイクスルーしたAI技術であることは間違いない

ここのオープンAIに目を付けていたのがマイクロソフトだ

2019年に10億ドルを出資、2021年にも資金提供

そして2023年1月複数年にわたり10億ドル(1兆3000億)の出資を決定した

このChatGPTの発表と同時にグーグルが緊急会議を行ったとの話もある

それほど衝撃的な出来事だったかもしれない

ChatGPTが検索より良いと考えられるのは

ズバリのキーワードを入れなくても、その周辺から学んだ単語を繋ぎ合わせ

答えを提供してくれることである

それを考えるとChatGPTの普及によりグーグルやヤフーなどの検索シェアが減少していくかもしれない

そうなると広告の収入が大きな部分を占める2社には大きな打撃にもなる

またマイクロソフトの検索やアジュールにChatGPTを搭載する話もあるようだ

近い将来には政策提言や各種の論文、アイデア、詩や歌詞、エッセイなど

多くの活用法が出てくるだろう

たとえば宮崎県のデータを読み込ませ、将来への政策提言をする

全国の地方データを読み込ませ、日本政府に対して政策提言するなど

多くのことが可能となるかもしれない

面白いのはアメリカのユーラシアグループが

2023年世界の10大リスクの3番目がテクノロジーによる人類混乱だ

いよいよAIが人間と同様な文章生成能力のある時代に入ってきたと感じている

しかしその事は使い方を間違えるとテクノロジーが

人類を脅かす第3のリスクとなることも考えておかねばならない

そんな意味でもChatGPTは2023年のテクノロジーリスクの台風の目になるかもしれない