いづうの鯖寿司(京都)
気持ちよい陽気に誘われて今日は京都へ
久しぶりの花見小路も風流で小川の水もきれいだ
都おどりのちょうちんも風情がある
相変わらず京都だけは観光客が多い
外人観光客が日本から50%消えたといったところで
京都は外人の姿も結構目につく
京都は鯖寿司が名物
起点が若狭湾の小浜で京都までを鯖街道という名称がつくほど
古の時代から新鮮な魚介類が人力で京の都へ運ばれた
とれたての魚に塩を当てて京都に運ぶと
程よい塩加減になりさらに魚のうまみが増す
たまには観光客が多い、いづうの鯖寿司でもお店で食べてみようと
初めて祇園の店に入ってみた
ここは天明元年1781年に創業
鯖は日本近海の真鯖
シャリは滋賀県産の江州米
昆布は北海道産の真昆布を使っている
すぐテーブルに座れたが
あとからあとから人の行列
やっとお待ちかねの鯖寿司
昆布を取って食べてください
昆布はあとで食べられますというおばちゃんのマニュアルを聞きながら
昆布をはずして一口
う~ん! まずくはないがしっくりこない
姿は端正で綺麗だ
しかも醤油は使ってほしくないのかテーブルには何もない
鯖の質は良いのだが酢の臭いがきつすぎてこなれていない感じがする
はずした昆布は固すぎて食べようがない
京都の強気の商売が見え隠れして
それはそれで興味深い体験だった
歴史の古さは感じるのだが
強気の前の謙虚さを感じないのだ
価格と質がイコールになっていない
このずれはそんなに長続きしない気がする
口直しにイノダコーヒーのコーヒーを飲んでやっとほっとした
京都にもスタバやタリーズがどんどんお店を出しているが
やはり京都のカフェ文化は
イノダコーヒーやスマートコーヒーがルーツなのである
京都ならではのカフェ文化をこれからも育んで行ってもらいたいものだ
そういえばうちの事務所のコーヒーも
イノダコーヒーのアラビアの真珠だ
変なカフェよりもおいしいと自画自賛している
強気度 ★★☆
いづう
京都市東山区4条切り通し一筋半上る左側
075-561-0751
午前11時から午後11時
定休日 火曜