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武雄市立図書館

武雄に行く機会があったので
話題の武雄市立図書館にお邪魔した
この図書館は昨年の4月からTSUTAYAが指定管理者として運営している
半年で50万人と驚異的な動員で
今までの4倍弱程の動員
全国に地方公共団体からも視察があいついでいると言う
ただオープン前には市内のビデオショップや書店などからは
猛烈な反対行動が巻き起こったようだ
まさにライバルは公共団体の施設の中にあるのだから当然だったろう
しかし数々の難問をこなしながら順調な滑り出しを続けている
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建物全体の感想は非常にスマートでおしゃれ
図書館のロゴが大きく一目でわかりやすい
アプローチにも期待感がある
店内に入るとまずは本の販売スペース
その横にはスターバックスのコーヒーカウンター
珈琲を飲みながら本をゆったりと読むことができる
最初とまどうのは販売の本のスペースと
図書館の本のスペースだ
区切りがどうなっているのか微妙な部分がわかりずらい
奥の方は図書館となっており
販売やカフェスペースで流れている音楽は
図書館の自習スペースでは音楽は聞こえてこない
このあたりの工夫も
消費者目線のおもてなしで嬉しい
館内の人にトイレは、2Fに行くには・・・・など
尋ねたが親切に案内までしていただく姿勢には
サービスマニュアルの徹底さを感じ心地よかった
そしておもいがけなく
横の歴史資料館では棟方志巧の美術展が無料で開かれていた
これも意外性の楽しみとなった
樋渡市長は代官山のTサイドを見てこれだと
思ったと言う
私も代官山のTサイドも行ったが
大人の人たちがゆったり一日を過ごせるスペースである
本を通して文化はどうあるべきか
を考えることのできる本の文化のシンボルの拠点ともいうことができる
図書館でカフェ
この発想を見事に実現させた一地方公共団体の挑戦と成功は
問題を抱えながらも
今から各地で巻き起こってくるように感じている
ただ武雄市全体の印象は図書館だけが別物で
あとは普通の寂れた温泉町
温泉物産館など忘れかけていたような過去の遺物という印象
販売の品物や展示や食事も一昔前に見た風景だ
樋渡市長の取り組みはFacebook課など全国のメディアにも取り上げられ
有名になっているが
今後の街の活性化はまだまだ今からが本番だと実感した