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孤独のグルメ

テレビ東京で深夜に放送されている孤独のグルメが好きだ
2012年から始まったシリーズもNO4までなり
今や視聴者の深夜の食欲を刺激している
 
原作は20年前に久住昌之がコミックに連載したのが始まり
主人公の井の頭五郎は
個人で輸入雑貨商をやっている
商用で訪れた街で様々なお店のグルメを食べる姿を
彼ならではの食の嗅覚と繊細な心理描写を描いている
ただこの漫画を放送するに当たり
久住昌之が条件を出した
私が書いたお店は取材しないこと!
この条件を出したおかげで
スタッフが探し回って今までメディアに出てこなかった感動のお店を
次々に開拓してきている
 
私が最初見たこのドラマをきっかけは何だったのだろう
ただ古いドラマかなと思ってみていたが
主演の松重豊の表情と心理描写のコメントがはまり
ついつい見てしまったのがこの番組との出会いだ
それにしても腹が減った 店を探そう 
から始まる食のドキュメンタリーは
食べる人の共感を呼ぶ
しかも主人公の井の頭五郎が酒を飲まない
そのためグルメに一直線に対峙する姿も潔いのだろう
他人の食べる姿を観察しながらメニューを妄想する姿が大変楽しい
 
松重豊はこの撮影の直前まで
絶食を行ったうえで撮影に臨むという
しかもリハーサルでも食べない
美味しそうに食べる ことを意識しているためだという
 
松重豊はNO3で終わろうと思っていたようだ
しかし高齢者の人から次の番組はいつと聞かれることが多くなり
自分の存在価値を感じたこと
人間ドックで正常だったこと
などを理由で続ける決心がついたとのこと
深夜の番組なのに予想上の反応があり
紹介されるお店はすぐ行列になるようだ
 
 食べ物と一対一の生の戦いを演じるドラマ
心理描写の言葉にもBGMにもはまってしまう
胃袋に新しい歴史が刻み込まれたようだ
口の中で想像がびんびんに膨らむ
最強線胃袋行き
野性の本能が体のそこから沸き起こって来るぞ! などなど
 
松重もスタッフも全員50代になったとか
チームワークのよさも映像によく出ている
 
今までになかった食のドキュメンタリー 孤独のグルメ
視聴者に訴える戦略にハズレなし!
近い将来、全国孤独のグルメ行脚も展開してもらいたい