すし匠(東京・四谷)
現役の寿司職人が2007年に本を出版した
本の題名は 『鮨屋の人間力』
書いた人は中澤圭一氏
20件のお店を転職して鮨屋としての技術を実につけた
この本の中ですし屋はさらしの商売だと中澤さんは言う
人前に自分自身をさらけ出す、
だからこそ人間力が大事なのだと
客に接する態度、精神、人を見ること、空気を作ること
すべては自分の人間力から始まるのだと・・・・
この本をきっかけに
是非中澤さんのお店に行きたいと思っていたが
ようやく機会が出来た
場所は四谷駅から3分ほどのビルの1F
お店に入ると
すがすがしい雰囲気が漂う
若い職人さんの接客も心地よい
中澤氏がカウンター中央で料理を作りながら細かい指示
眼光鋭くランチのチラシにも一切の手抜きはない
弟子の作ったどんぶりに厳しいチェックを行いながら
最後にご主人自らイクラをまわすように散らしていく
ピーンとした緊張感が漂う
30種類の季節の魚介類と野菜が彩りもよく
まさに宝石の玉手箱のようだ
今日は蛍烏賊も入って季節の旬を感じる
まさに日本の旬を表現するチラシ丼だ
蜆汁も青さが入り良い出汁だ
これが2000円であれば文句はない
中澤さんはお店は今年いっぱい
来年からはハワイに行き地元の魚介類で
江戸前寿司を握るのだという
ご主人の凛としたクールな姿を目に焼き付けておこう
ランチは予約ができるそうで
ぜひ予約をして今年中にお昼の幸福を味わっていただきたい
玉手箱度 ★★★★
すし匠
東京都新宿区四谷1-11陽臨堂ビル1F
03-3351-6387
月・水・金 11:30~13:30 18:00~22:30
火・木・土 18:00~22:30