Singularity
昨年あたりからSINGULARITY(シンギュラリティ)
という言葉が話題となっている
この言葉は数学者でSF作家でもあるヴァーナー・ヴィンジ氏と
未来学者で発明家でもあるレイ・カーツワイル氏が言い出した言葉だ
和訳すると技術的特異点
ヴァーナー・ヴィンジ氏が1993年に出した
『The Coming Technological Singularity』 は大きな話題となった
コンピュータの技術の加速的進展は
我々が想像もできない領域に達するだろうとの内容だった
孫正義氏は昨年ソフトバンクアカデミアの講演で
コンピュータが人間の知能を超える日が30年以内にやってくる
一般人のIQを100とすると
天才と言われたアインシュタインやダビンチはIQは200
今まで地球の歴史において最も知的能力を持っているのは人類だった
それを初めて人工知能が超える
そのクロスポイントがシンギュラリティと言われる
2040年にはスマートロボットの台数が人類を上回ると予測する
30年以内にはコンピュータのIQは10000の時代が来る
人間の100倍の知能だ
想像を絶する時代が来ると言っている
フリーのテレビプロデューサーであるジェイムス・バラット氏は
レイ・カーツワイル氏を何度か取材したのち
人工知能の本を出した
人類は人工知能を追及することによって
自分よりも賢く
自分では制御することもできないし、十分に理解することもできない
知能を作ってしまうことになる
人間の何万倍という人工知能を持つロボット
しかも自己進化が可能となる人工知能の出現が2045年には現実になる
それが一度起これば人類が滅亡する可能性が高い
この警告はビルゲイツや
宇宙学者のスティーブン・ホーキング博士、
テスラのイーロン・マスク氏が共通認識だ
ホーキング博士は完全な人工知能を開発できたら
それは人類の終焉を意味するかもしれない
またイーロン・マスク氏は
人工知能にはかなり慎重に取り組む必要がある
結果的に悪魔を呼ぶ出すことになるからだ
技術的に進歩した存在がそれより進歩していない存在と
出会ったらどうなるか
それは歴史が証明している
しかしシンギュラリティに関しては
レイ・カーツワイル氏はあくまでも楽観的だ
人間もスマートロボットも
ハートを共有して豊かな生活を築き上げることができると言う
将来ロボットの知能が人類の知能を凌駕していくことは間違いない
その時に人類にとってどんな未来が待っているのか?
それはGOODなのかBADなのか・・・・・
文部科学省は遅ればせながら2016年度の概算要求で
人工知能研究で100億円の予算を盛り込んだようだ