今何故田中角栄なのか?

昨年あたりから田中角栄ブームだ
石原慎太郎が書いた天才は50万部を越えるヒットとなっている
混沌とした時代だからこそ
強烈なリーダーシップを求めているのだろうか?
 
小学校卒業の学歴で54歳で首相まで
のぼりつめた男 田中角栄
庶民宰相と言われ、人心掌握術にも優れ
演説も庶民感覚で人の心を引き込み、笑いも交えるなど本当に凄かった。
金権政治の権化とまで言われた政治家でもあるが
戦後の政治家でこれだけ強烈な個性と魅力のあった政治家もいないだろう
政治家の総合力として
群を抜いていることは誰もが認めるだろう
若き角栄の鋭い眼光と生き生きととした勢いは
今でも忘れられない
 
首相選挙に出るために
田中角栄が1974年に出した日本列島改造論は
インフラ整備で地方と都市を結び格差を是正していくということが目的だった
 
しかし再度この本の結びの言葉を読み返してみると
考え方は地方創生の原点であることが明快だ
田中角栄の想いと地方創生はダブって見えてくる!
 
 
(むすび)
 
私が列島改造に取り組み、実現しようと願っているのは、
失われ、破壊され、衰退しつつある日本人の「郷里」を全国的に再建し
私たちの社会に落ち着きと潤いを取り戻すためである。
こうして地方も大都市も、ともに人間らしい生活が送れる状態につくりかえられてこそ
人々は自分の住む町や村に誇りを持ち、
連帯と協調の地域社会を実現できる。
 
日本中何処に住んでも、同じ便益と発展の可能性を見出す限り
人々の郷土愛は確固たるものとして自らを支え
祖国・日本への限りない結びつきが育っていくに違いない。
 
日本列島改造の仕事は、けわしく困難である。
しかし、私たちが今後とも平和国家として行きぬき、
日本経済のたくましい成長力を活用して、
福祉と成長が両立する経済運営を行う限り
この世紀の大業に必要な資金と方策は必ず見つけ出すことができる。
 
 
結びの言葉の中の列島改造を地方創生に変え
列島改造を地方の資源と変えるだけで
時代を超えて
大枠の論理の骨子はすっきりとする
 
田中角栄の政治姿勢は
まさにローカルと都市の格差をなくし
地方に誇りと活力を持たせるためのものだった
 
批判を恐れずやれ!
私が全て責任を持つ。
この言葉を言える政治家が今何人いるだろう・・・・
庶民感覚で確固たる政治理念を持っていた角栄
今なぜ田中角栄なのか?
その人気の一端を示すものかもしれない