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侍ショパ二スト(反田恭平)

ショパンコンクールでの反田恭平の演奏を聴いた

サムライ反田の圧巻の演奏だった

スコアを読み解く独自の感性

優しいほどの繊細さと同時に

力強くダイナミックで多彩な音色

彼の魂をさらけ出したような演奏だった

終了した後の聴衆の反応が驚くべきものだった

 

6年前からのプログラムの周到な準備

4年前の10月17日ショパンの命日の日に

ショパンコンクールの審査員でもある

ピオトル・パレチニ氏からショパンのイロハを教わっていく

 

2年前からは海外のホールで

音を響かせるためには体力も必要と食べて体を大きくした

1年前からは体の筋肉を脂肪にした

実は今年3月に宮崎で開催された反田の姿を見て太ったなと思っていた

贅沢をして食べているのかと危惧していのだが

それは反田の音楽にとって計画されていた体改造の一環であったのだ

 

あらゆる準備を重ねてきた目的は

このショパンコンクールでオーケストラと

一緒に演奏することだったと反田氏は言う

私にとっての40分間は夢がかない続けた最高の瞬間だった

結果は後からついてくるものだと考えていた

結果は2位

聴衆は反田が優勝だという反応も多かったようだが

ショパニストと最高の誉め言葉でたたえられたことは

彼自身も嬉しいと語っていた

 

ピオトル・パレチニ氏は

ショパニストの根幹は歌うこと

ピアニストの芸術的な個性、想像力、が重要視される

深い芸術的なイマジネーションと創造性が豊かな表現となって表れる

と言っている

発表の後ピオトル・パレチニ氏は

反田氏に感想を言ったそうだが

泣けるほど嬉しかったと言い、内容は明かさなかった

 

既に確固たるピアニストの地位を築いている反田だが

より世界の舞台で活躍する大きな基盤ができたと思う

これからのサムライ反田のさらなる活躍を祈念したい

そして心から拍手を送りたい