グレイトアース宮崎ライド2017(報告)
第19回大吟醸を楽しむ会(報告)
TSUKEMEN2016 宮崎コンサート

獺祭の口ぐせ(桜井博志)

獺祭の桜井博志会長が2冊目の本を出された
タイトルは 「獺祭の口ぐせ」
 
桜井会長ならではの明快な論理が
今までの日本酒の常識と全く違う観点から作り上げた獺祭
製品のコンセプト、製造、営業、米の確保などを苦労しながら
ブレイクスルーした道のりが痛快だ
 
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私が桜井会長に聞けなかった本音の話があとがきに書いてある
2016年12月
獺祭に衝撃が走った
磨き三割九分の商品の一部に虫が混入したことだ
その時獺祭の内情はどうだったのだろう?
 
桜井会長はあとがきでこのように書いている
 
今回の事故を機に、
あらためて経営や組織のありかたについて考えさせられましたが
いちばんの問題は、こんな山奥の酒蔵であるにもかかわらず
大企業病にかかり始めていることです
 
・・・・・・
旭酒造として見たとき、すべて起こらなくても良い失敗でした。
今までは回避してきた、
今回も回避できた「はず」の失敗だと考えています
会社の成長に合わせて、ここ数年
社内組織の確立を図り
集団指導体制を製造部門に取り入れてきました。
そして技術的蓄積も図ってきました。
愚かにも日本でトップクラスの体制だと信じていました。
それが組織の弱体化と
担当者個々の無責任体制につながっていたことに気がつきませんでした。
 
売り上げが伸びる中で大企業病にむしばまれていました。
新しいこともなんだかんだと理由を付けて実行しない
危機が予想されても何も手を打たない
何かやって失敗することを恐れる
そんな集団になっていました。
 
・・・・・・・・・
 
機械を万能視する。
会議を繰り返して衆愚体制になる
そんな大企業病になりかけている組織を全部ぶち壊し
もう一度再構築させていく覚悟です。
 
週刊誌には
メディアでもてはやされた驕りが出たのではないか と書かれ
直後の電話では厳しい電話が98件
冷静な電話は2件
ただしばらくすると
これを奇貨として努力しろという電話が8割となった
 
獺祭と言えば桜井会長のスマートな姿とさわやかな笑顔
がトレードマークだが
まだまだ獺祭の挑戦はこの人なしではありえない
桜井会長の覚悟で大企業病を克服し
その先の獺祭の躍進を期待したいものである!
 
 
 

磯ぎよしひだり(博多)

博多座の横の磯ぎよしに予約なしで行ったら
案の定満杯
お店の方が離れだとなんとかは入れますとのことで
そちらに向かう
 
ビルの2階で看板もなし
扉を開けると広い空間が・・・・
 
まずは自慢の魚を味わいたいので刺身盛り合わせ
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クジラや生のアナゴ、太刀魚が美味しい
ほかの魚も鮮度抜群
ほかの店と比べても
魚は価格は高いが群を抜いている
 
ポテトサラダは普通にうまい
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酒は福岡の地酒
錫の容器に入って出てくるのが風流だ
 
 
 
魚自慢度   ★★★☆
 
 
磯ぎよし ひだり
 
福岡市博多区網場町5-10網場西山ビル2F
092-281-6780
17:30~24:00
 
 
 
 

珈琲美美(博多)

博多の珈琲文化の最大の貢献者と言っても良い
美美のマスターの森光宗男さんがお亡くなりになって
半年が過ぎた
 
布地のネルドロップで珈琲を入れる
ご主人の穏やかな中にも真摯な姿勢
そんな姿を眺めるのがとても好きだった
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福岡に来たのでその後の美美の珈琲の味が
とても気になっていた
注文すると奥さんが珈琲をネルドロップ式で入れる
手順は今迄通り
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今日は中味
甘味酸味とコクのバランスが良い
喫茶店の中にはまだ森光さんの魂が
温かく見守っているように感じる
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火と水と重力だけを使った調理法(ネルドロップ方式)は
日本という風土の中で培ってきたもの
だから必ず生き残る
本質があるからこそ異質がある
 
そんなご主人の言葉を思い出しながら
珈琲を楽しんだ
奥様も大変だろうが是非継承して頑張って頂きたい
 
 
 
本質度    ★★★☆
 
 
珈琲美美(びみ)
 
福岡市中央区赤坂2-6-27
092-713-6024
11:00~19:30
(月曜、第一火曜休み)

全国日本酒フェスタin福岡(報告)

福岡市天神の福岡市役所ふれあい広場で
西日本新聞社、テレQ,ラブエフエムの主催
特別協力 日本の酒と食の文化を守る会、地域活性化プロジェクト
で5月17日から21日まで全国日本酒フェスタが開催された
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参加蔵元は東北から九州までの23蔵
大吟醸から自慢の銘酒、スパークリング、
そしてユズ酒、梅酒のリキュールなどの85種類のお酒が
勢ぞろいした
 
5月17日のオープニングでは
全国の蔵元を代表して獺祭の桜井博志会長が
全国の銘酒を楽しんでいただきたいと挨拶
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日本の酒と食の文化を守る会の村田会長が
普段滅多に飲めないお酒もたくさん揃っているので堪能して欲しいと
会場全員で乾杯でスタートした
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天神の場所の特性なのだろう
若い女性が多い
蔵元さんもびっくりするほど
外国人や香港の方々も参加されて日本酒を楽しんでいる姿などは
アジアの玄関口としての福岡らしい国際色豊かなイベントとなった
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一番人気はなかなか飲めない大吟醸が
色々試飲できるとあって、
来たお客さんは満足された方が多かったようだ
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若い世代には大吟醸やユズ酒、梅酒が人気
土曜、日曜は日差しが強く特にスパークリングの人気が高かった
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私個人の意見とすれば食中酒である純米酒の良さを
もう少し浸透させることが出来れば良かったかなと感じている
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ただ福岡の地で
全国の酒蔵と触れ合いが出来
特に若い世代の客層に日本酒の魅力を体験していただけたことは
蔵元にとっても大きな未来へつながる成果だったように思う

純米燗酒の会2017

松下さんが主催して
5月14日にラディッシュ7で純米燗酒の会が開催された
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神亀の新社長となった小川原貴夫氏が
父は何かあると宮崎に行っていたという記憶がある
それほど思い入れが強い場所だったのだろうと思うと挨拶
先代の偉大さを深く感じながら
自らの挑戦を自分なりに進めていってもらえればと思っている
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久しぶりに綿屋の三浦さんとお会いした
興味深いお酒は山田錦の35の千日酒
神亀さんとは25年来のお付き合いで
いろんなことをアドバイスしていただいた
神亀は3年熟成
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うちは1000日寝かせて千日酒として売り出す
熟成は寝かせるだけでお金にならないから大変だけれど
神亀の遺志を受け継ぎ自分なりに挑戦できればと思っていると
頼もしい発言
 
京の春は
何といっても女性に人気の赤米酒 伊根満開
お燗にしてみてもとっても良い味だった
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会場には日南娘の宮田社長が
東京農大を出て出羽桜に修行に行き4月に帰ってきたばかりの
息子さんの8代目 健矢氏を紹介いただいた
出羽桜の仲野社長から7月2日の大吟醸を楽しむ会では
私と宮田君で出羽桜のブースに立ちますと連絡があっただけに
思いがけない出会いだった
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つまみはエスニックの料理だったが
初夏の季節、燗酒ともとてもよく合う
 
諏訪泉の東田さん、隆の露木さんが急遽来れなかったのは
残念だったが
参加者一同堪能されたようだ
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お酒も杯も満天星のおそろい!
 
神亀の専務は天国から温かく見守ってくれただろうか?
良き献杯の夜となった
 
 

騎士団長殺し(村上春樹)

ようやく村上春樹の新作 騎士団長殺しを読んだ
 
読み進めていく中で
いつの間にかこの小説の魅力に取りつかれていく
現実と非現実の壁がなくなり
とけて入りまじり
異質のものが主人公の生活に侵入していく
ポイントごとに紹介される音楽や料理や車は必須の村上アイテム
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主人公の私は36歳の肖像画家
妻ユズとの離婚話で東北を放浪し
東京に帰って、友人の父親である画家のアトリエに
仮住まいをすることになる
アトリエの屋根裏からは騎士団長殺しの画が
そして裏の林には石積の塚がありそれを掘り起こすと
穴から大きな空間が広がり、中には鈴があった
 
画と穴と鈴を解放したことで
主人公は次々と不思議な出来事と遭遇することになる
 
過去の作品のモチーフも
ふんだんに入れられ
ちょっぴり官能的な表現もあり
人間の奥底にある理屈ではない複雑な部分を村上的手法で表現している
 
天才画家 雨宮具彦
クールでリッチ、何事も計算尽くされたような行動をとる 免色渉
感性の鋭い不思議な少女 秋川まりえ
などなど登場人物も興味深い
 
イデア(観念)とメタファー(関連性)
イデアから生み出された現実をメタファーの形で落とし込む
という手法は
読む人それぞれの価値観や見方で
様々な多様性と多面性を感じ取ることが出来るのではないだろうか?
 
ちょっぴりノーベル賞を意識したのだろうか?
少し無理した感もあるが
スケールもワールドワイド
またエンディングから冒頭に循環させるシステムも上手い
安心して村上ワールドを堪能できる
不思議で魅力的な作品だ
 

曽我さんの完熟マンゴー

今年もぽつぽつ落ちてきたと
マンゴー名人の曽我さんから連絡があり
日本の酒と食の文化を守る会の村田会長と一緒に
西都にある曽我さんのマンゴーハウスにお邪魔した
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今年は冬から夏になったと思うほど
日差しが強く熱い
5月6日には朝散歩をするともうセミの鳴き声が聞こえてきたぐらいだ
先日宮崎完熟マンゴー 太陽のたまご の初競りは40万で売れたと話題になった
 
曽我さんに言わせるとマンゴー栽培は奥が深い
自分でもまだわからない点が多いと言う
今年の懸念材料は暑すぎること
マンゴーは日差しが強すぎると
マンゴー焼けができて商品にならないのだという
そのため日差しを防御する幕をハウス全体にかぶせないといけない
行くとその作業の真っ最中だった
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マンゴーは冬場に24度に保つ暖房を行い
初夏には昼間28度、夜は24度に保たなければならない
そして日差しの強いときには幕をかぶせるなど
手間のかかる作業を行いながら
ようやく自然落下するのだそうだ
 
今年はマンゴーの受粉があまり良くなく
小さいマンゴーが多い
しかも陽差しが強く暑すぎるのが気がかりだそうだ
 
収穫したばかりのマンゴー
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昨年は雨が多くて甘さが乗っていないと
曽我さんが嘆いていたが
今年はどうだろうか?
暑すぎてもダメ、冷たすぎてもダメの西都完熟マンゴーは
本当に手間がかかるのだ
と改めて思い知らされた。

JASMINE(東京)

地下鉄広尾の駅から恵比寿方面に歩いて
7~8分ほどすると
中華料理とは思えない外観が見えてくる
ここが人気のモダンチャイニーズのお店
JASMINE 
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ランチは勿論ここの名物よだれ鶏
それにミニマーボウ豆腐を付けてもらって1350円
 
野菜ジュースから出てくるのもこのお店ならでは・・・・・
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10種類以上の香辛料を使ったラー油に
黒酢を使った秘伝のソースは複雑な奥深さを見せる
鶏の柔らかさとソースが絡んで
言いようのない旨さが際立つ
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マーボウ豆腐もスパイシーでご飯との相性も良い
モダン中華でこの味とは
このランチ価格はあり得ないほど
女性客も多いのにはうなずける味と雰囲気だ
 
 
 
よだれ鶏度      ★★★★
 
 
JASMINE
 
東京都渋谷区広尾5-22-3広尾西川ビル1F
03-5421-8525
11:30~15:00
18:00~23:00
 

プラットスタンド 酛(吉祥寺)

久しぶりに吉祥寺に行ってみたが
人の多さに唖然とする位
人気の街ではあるのだろうが、
さすがに、ここまで多いとは思ってもみなかった
 
駅から歩いてすぐのアーケード商店街の中
靴屋さんのビルの地下にこのお店がある
名前は プラットスタンド 酛
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このお店は映画 カンパイ!世界が恋する日本酒の
冒頭のシーンで出てくるお店でもある
お店に入り
この字のカウンターに座る
素敵な雰囲気だ
 
まずは黒牛
和歌山のお酒だがしっかりとした旨味の辛口の酒だ
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次に新潟の高千代
今までに新潟になかった芳醇タイプのお酒で
人気が上昇中
米は華吹雪を使用している
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鯵のなめろうをつつきながら
福島の天明
急激に人気となっている酒だ
五百万石の中取りだが旨味と酸味のバランスが良い
この天明が全種類飲めるのもこのお店ならではだろう
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横ではご夫婦が
新政のNO6シリーズの飲み比べをしている
新政も手に入りにくくなっているだけに
そんな意味でも貴重なお店だともいえる
 
金額も良心的で
お昼から開いているので日本酒好きなら
一度は行ってほしいお店である
 
 
 
 
昼酒度     ★★★★
 
 
プラットスタンド 酛
 
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-9-10ファミリープラザBF
0422-27-1640
12:00~23:00  月~土曜
12:00~21:00  日曜
 

英国式庭園2017

フローランテの近くの松林の中に
素敵な建物とガーデンがある
 
1999年宮崎で開催されたグリーン博の目玉にと
英国のトップガーデンデザイナー ロビンウィリアムス氏の
設計監修で作られた。
建物の4つの面にそれぞれのガーデンが展開されている
あれから18年経ったとは思えないような癒しの場所となっている
 
私にとっても様々な思い出がある場所の一つだ
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エントランスを入ると
イギリス人の暮らしを彷彿とさせるコテージガーデンが広がる
 
横はシーサイドガーデン
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フォーマルガーデンは品格がある
ここで飲むハーブティの時間も心が落ち着く
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横に回るとメドウガーデン
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5月の新緑の時期
 とても心が安らぐ空間だ
散歩がてら豊かな時間をここで過ごされるのも良いと思う